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伊勢原 社会

公開日:2012.10.19

犯人の足跡ふまないで
コンビニで訓練 犯人逃走後の対応確認

  • レジカウンターの中へ入り店員を脅す犯人役

 市内大住台のコンビニエンスストア「スリーエフ大住台店」で10月12日、犯人が店員を脅して金品を奪い去った、という想定の強盗対応訓練が実施され、従業員など15人が参加した。



 来店者や地域の安全のために(株)スリーエフが伊勢原警察署に依頼して行われた訓練。同店のアルバイトが実際にレジに立ち、犯人役は警察官が務めた。



 店に入ってきた犯人は店内を一周してレジへ。タバコを注文すると見せかけ、店員をピストルで脅迫、犯人は店員から金の入った袋を奪ってそのまま車で逃走。



 店員はすぐに警察に通報し、間もなく署員が店に駆けつけ事情聴取を開始。その後鑑識も到着し、犯人の足跡採取が行われた。



 訓練後、伊勢原署生活安全課の信太正樹警部補から参加者に犯人逃走後の対応について説明。「犯人の足跡は重要な手がかり。犯人逃走後はレジ周辺などに入らないように」「カラーボールの位置など日ごろから準備をしておくように」などと話した。



 訓練でレジに立ったアルバイトの大山洋史さん(=写真右)は「犯人の特徴や車のナンバーなど、意外に覚えていなかった。日ごろからの心がけが大切だと分かった」と振り返った。



 訓練の最後にはカラーボールの投げ方講習も実施。参加者は、犯人や逃走する車に直接ボールを当てるのではなく、対象の数メートル手前に叩きつけることなどを教わっていた。

 

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