全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の男子サッカーが、8月2日(土)から山梨県でスタートする。25年ぶりに出場する向上高校(小林賢一郎監督/136人)は新ユニフォームで初戦に臨む。
10月見据えて
インターハイは全国高校サッカー選手権、高円宮杯U-18サッカーリーグと並ぶ3大大会の一つ。これまで向上はインターハイに4度出場。前回はチームの小林監督がゴールキーパーとして出場している。この時は、新潟工にPKの末に敗退。「(監督就任から)12年目でつかんだチャンス。全国に向上の名をとどろかせたい」。25年前の悔しさが今も残る闘将の意気込みは強い。
部員136人を引っ張る佐藤玲惟主将も闘志を燃やす。これまで、私立とはいえ狭い土のグラウンドで、工夫しながら練習してきた。「(メンバー登録される)17人だけでなく、部員一丸で全国のレベルをしっかり経験して来ます」と、佐藤主将はインターハイの先にある10月の選手権予選を見据えている。
カラー出して
向上のファーストユニフォームは青と赤が基調。だが、黄色のセカンドユニフォームを着た試合の方が勝率は高く、インターハイ予選でも黄色を着た試合で全国を決めた。
そこで今回、向上はインターハイに合わせてユニフォームを新調。明るく濃い黄色を全体にあしらい、胸には真っ赤な「Kojo」の文字。選手たちの評判も上々だ。小林監督は「気持ちも新たに、向上のカラーを前面に出した戦いをしてほしい」と期待している。
向上のカラーとは何か。「守りからリズムを作り、接戦をものにする」。佐藤主将はチームの特徴をこう分析する。事実、県予選5試合のうち、決勝を除く全ての試合が1点差かPK戦の末の勝利だった。
インターハイ初戦は2日、坂出商(香川)と対戦。全国でも、僅差を制する向上サッカーを見せつける。
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