伊勢原版 掲載号:2018年6月15日号
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大山阿夫利神社 中高生8人が田舞を奉納 権田祭で10年ぶり

社会

田舞を披露する地元の中高生
田舞を披露する地元の中高生
 大山阿夫利神社社務局祖霊社(目黒仁宮司)で6月8日、初代宮司を務めた権田直助と同神社の歴代の社司を偲ぶ慰霊祭「権田祭」が開催された。

 これは6月8日が「大山近代の祖」と称される権田直助の命日にあたることから毎年この日に行われているもの。今年は権田直助の没後130年を記念し10年ぶりに「田舞」が復活した。

 目黒宮司によると田舞は、神仏分離で混乱していた大山を落ち着かせようと権田直助が奈良の春日大社から直接学び伝えた五穀豊穣を祈念する舞。戦争で中断していたが1994(平成6)年に復活。以来数年おきに開催されてきたという。

 権田直助は幕末の志士として活躍。阿夫利神社の社格昇進に尽力したほか、現在の文学の句読点法を整理し、「国文句読考」を出版するなど優れた国学者でもあったとされる。

 この日は権田直助が生前好んで食べていたと伝えられる蕎麦をはじめ様々な供え物が奉じられ、祭詞の奏上の後、地域の中高生8人が田舞を披露。稲の束を持ち、歌に合わせて静かに舞う姿に、祖霊社に訪れた関係者らは皆真剣な様子で見入っていた。

 田舞を披露した遠藤愛実さん(15歳)は「難しかったけれど練習は楽しかった。本番でうまく踊れてよかった。今後も伝統の伝承の役に立てれば」と話した。

 祭りを終え目黒宮司は「伝統を次の世代に伝えていく必要がある。そのためにも引き続き皆さまのご協力をお願いしたい」と挨拶した。

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