伊勢原 文化
公開日:2021.10.29
水産関係者
自然の恵みに感謝
阿夫利神社で納め包丁
鮮魚商や仲買人らでつくる、小田原魚市場買受人組合(古川孝昭組合長)の有志11人が10月20日、大山阿夫利神社の下社を訪れ、木太刀の代わりに寿命を迎えた包丁を奉納する「納め包丁」を行った。
大山はその山容が海上からもよく見ることができたため、羅針盤の役割を果たし、海洋の守り神、大漁の神として漁業関係者からも信仰を集めてきた。
同組合の有志らは昨年、納め包丁講を結成し、初めて単独で大山詣りを実施。2年目の今年も、組合員や一般から集めた包丁100本のほか、小田原近海で獲れた太刀魚や鯛などの魚を奉納した。
ホスト役を務めた伊勢原鮮魚商組合の田中由起組合長(65)は、「商売繁盛や疫病退散、自然の恵みを継続的に享受できるように感謝を込めて奉納させて頂きました」と話した。
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