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公開日:2022.12.09

中部地域包括支援センター
シティプラザ1階へ移転
北口再開発見据え

  • 来るりんに集う利用者

 中部地域包括支援センターが11月28日、だいろくコミュニティ広場来るりんが12月2日、伊勢原駅北口アサヒビル1階から、伊勢原シティプラザ1階に移転した。移転に伴う担当圏域や電話番号などの変更はない。

 地域包括支援センターは伊勢原市から委託された公的な相談機関で、地域で暮らす高齢者を介護、福祉、健康、医療などさまざまな面から総合的に支えるために設置されたもの。

 状態に合わせた介護予防の支援や、成年後見制度利用など、高齢者の権利擁護事業、高齢者や家族に対する総合相談などに対応する。

 同センターを運営するのは社会福祉法人大六福祉会。管理者の林展子さんによれば、今回の移転は伊勢原駅北口の再開発を見据えたもので、開所当初から移転が前提にあったという。

 「シティプラザの1階になり、担当域のほぼ中央に移転できた。バス通りに面していてわかりやすく、利便性も向上した。駐車場もあるので車でお越しいただくことも可能となった。なくなってしまうのではと心配される方もいらっしゃいましたが安心してご利用ください」と話す。

市内に5つの支援センター

 地域包括支援センターは市内を5つの地域に分け、東部、中部、西部、南部、北部に設置されている。今回移転した中部地域包括支援センターは東大竹、池端(小田急より以北)、田中、板戸、伊勢原1〜4丁目、、東大竹1・2丁目、三ノ宮(板戸第二・板戸第三自治会地区)、沼目(池端板戸自治会地区)の「伊勢原北地区」が担当地域になっている。

「来るりん」も移転

 中部地域包括支援センターの移転に伴い、併設していたコミュニティ広場「来るりん」も移転した。来るりんは、地域の高齢者や障がい者、その家族が気軽に立ち寄れる憩いの場として2015年度に市内で初めて開設。無料の休憩所として利用でき、体操教室なども定期的に開催され、レンタルスペースとしても利用されている。

 運営責任者1人のほかは皆、地域のボランティアがスタッフとして利用者の話し相手などになっている。管理者の林さんは「これまで通り、『よろず相談所』として気軽に相談にお越しいただき、広場もご利用ください」と話している。同センターには毎月のべ100件ほどの相談が寄せられているという。

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