伊勢原 トップニュース教育
公開日:2023.01.06
杉山さん鈴木さん
ロケット競技で優秀賞
ペットボトルで製作
市内下糟屋の中学生、杉山修一さん(成瀬中2年)と鈴木詩歩さん(中沢中2年)が、このほど東海大学湘南キャンパス内で行われたプログラミングものつくりイベント、IWRC2022 Lightで、1位に相当する優秀賞に輝いた。
同催しは、東海大学の学生による、Tokai Dream Space Team(TDST)が主催した「イノベーション人材の育成」をテーマにした教育イベント。東海大学スチューデントアチーブメントセンター公認のチャレンジプロジェクトの一環として開催されている。
同イベントは自作のペットボトルロケットに各種センサーとマイクロコンピュータを組み合わせたオリジナルロケットを打ち上げて様々なミッションに挑む競技大会になっている。
大会には関東各地から中学生や大学生のチームが参加。主催者から【1】「ロケットを打つ前から着地後まで音が鳴り続けるか」【2】「ロケットの進行方向の加速度の最大値をLEDで表示」【3】ロケットを打った後、パラシュートを展開する」といった3つのミッションが提示され、加えて参加者独自のミッションとして2人は、加速度を保存しながら温度、湿度、気圧を測定するというプログラムを設定し大会に臨んだ。
当日は参加した大学生チームなどがミッションをクリアできずに終わった中、杉山さんと鈴木さんと同じく中学生同士で参加したチームだけがクリアし、2チームが優秀賞となった。
ロケットのプログラミングなどを担当した杉山さんは昨年も同イベントに参加。「昨年の失敗などの経験を活かし原因究明ができたのが大きい」と分析。ペットボトルロケットの製作などを担当した鈴木さんは「考えたロケットの仕組みがうまくいって良かった」と喜びを語った。
杉山さんは小学校2年の時にロボットに興味をもち、それ以来プログラミングを学び多くの大会に出場。好成績を残している。鈴木さんは杉山さんのロボット制作の取り組みを知り、知人の紹介で今回タッグを組んだ。ロケットが好きで筑波のスペースキャンプでロケットの講習を受けるほどの理系女子。「将来は宇宙飛行士になりたい」と笑顔で話した。
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