さがみはら中央区版【7月31日(木)号】
秀作賞を受賞した秋生枇音さん(2年)の作品「夢よ覚めるな」(上)・同じく秀作賞に選ばれた渡邉ういさん(同)の作品「私」(下)

相模原弥栄高校美術部 個性に「日本一」の評価 国際美術展で最優秀校賞

 美術を志す高校生にとって最大の大会と位置付けられる「高校生国際美術展」(NPO法人世界芸術文化振興協会主催)美術の部で相模原弥栄高校(佐藤和彦校長)の美術部が、部員の作品に対する評価や受賞数などの総合成績で決まる「学校賞」の最高位にあたる「最優秀校賞」に選ばれた。同校美術部が「最優秀校賞」を手にしたのは3年ぶり2回目。秀作賞、奨励賞の評価を得た10人の作品は、東京都港区にある国内最大級の「国立新美術館」に8月6日(水)から17日(日)(12日(火)は休館)まで展示される。

 今年の国際美術展美術の部には全国の高校から1464点の出品があり、同校は2年生を中心に41点を応募した。個性豊かな作品が高い評価を受け、10人が奨励賞以上に入賞。学校賞の中で最高賞にあたる最優秀校賞に選出された。

 全国で10人という狭き門の秀作賞に秋生枇音さん(2年)と渡邉ういさん(同)が選ばれた。2年生の受賞は2人だけ。秋生さんは作品「夢よ覚めるな」に「夢と現実の曖昧な境界を描いた」という。同じく渡邉さんは「私の中のぬるさを表現した」という作品「私」を仕上げた。

連日サイト閲覧

 作品を応募したのは5月中旬。結果発表はWEBサイト上で7月上旬とされていた。7月に入り、生徒たちは美術展のサイトの更新を待ちわびた。結果が公開されたのは10日の早朝。入賞者を知らせる結果は、A4用紙9枚になる。自分の作品の評価を知りたい生徒たちは「神奈川県」という文字を頼りに自分の名前を探したという。

 2人以外にも8人が奨励賞に選出。顧問の横山文靖教諭は「このレベルの美術展に出てくる生徒の画力の差はない。オリジナリティーや個性が評価される。個性豊かな生徒たちの作品が高い評価を受け嬉しい」と喜びを語った。

 同高校は普通科に加え、音楽、美術、スポーツ科学の3つの専門学科があり、生徒はそれぞれの分野で専門的な教育を受けている。美術科の生徒の多くは美術部に籍を置き、今年は普通科の生徒を加えた約150人が冬の全日本学生美術展や夏の高校生国際美術展での団体日本一を目指している。こうした全国規模の美術展で常連として知られた存在で、過去には全日本学生美術展で4年連続の団体最高賞を受賞している。

 今回の美術展で高い評価を受けた10人の作品は8月6日から国立新美術館で展示される。

市の担当者、学校長らも出席した定例会

中央地区子どもの居場所 行政・学校との連携強化へ 協議会発足で団体間のつながりも

 中央地区内で子ども食堂や無料学習支援といった子どもの居場所づくりに取り組む団体・個人などによる協議会が昨年発足し、支援活動のさらなる充実を目指して活動している。それぞれの団体などが持つ情報や課題を共有しつながりを強化するとともに、各団体単位では難しかった行政や学校との連携を加速したい考え。

 近年、家族構造の多様化やコミュニティの希薄化、学校内の問題などを背景に、子どもが安心して過ごせる場所が少なくなっているとして、地域の公共施設やNPO、ボランティア団体などが提供する「居場所」の重要性が指摘されている。一方で課題となっているのは、各団体同士の連携や、地域、学校、家庭、行政など社会全体の連携と環境整備。市社会福祉協議会の調べでは市内に子ども食堂や無料学習支援は111カ所あり、市と同協議会が連携して支援を行っているものの、関係各所の連携には課題があるという。

 中央地区で昨年11月に発足したのは、「中央地区子どもの居場所連絡協議会『今こどもたちのいるところ』」。「みんなのいばしょポプケ(相生/武田恵代表)と「おかげさん子ども食堂(同/NPO法人日本福祉リレーションシップ協会運営)が主導し、賛同した団体や個人がメンバーとして参加している。年に3度の定例会のほか、互いの活動場所の見学や学校・地域への周知活動、意見交換を実施。各団体同士の連携強化に加え、一つの団体では難しい地域の学校や行政との連携、各団体によって異なる支援内容を生かした、子どもの状況に応じた支援の展開も期待される。

市職員、学校長が定例会に参加

 7月25日に開かれた定例会には、地域で活動する団体や個人のほか、地区内の学校長、市こども・若者応援課の職員も参加した。同課の櫻井敏朗課長は「相模原市の子どもの居場所づくり事業の展望」と題し、国や市が行っている支援や施策などを説明。居場所づくりについて開催場所や活動資金の確保、情報共有のほか、不登校や障害のある子ども、外国に繋がりのある子どもへの支援など多岐にわたる課題があると指摘し、地域の実情に沿った居場所づくりへの支援が必要とした。

 参加者からは、学校や家庭とのつなぎ役の必要性や「居場所」の分類、相談窓口の煩雑さ、学校との連携で障壁となっている個人情報保護に関する課題、行政担当者の異動による関係の変化など、現場が感じている課題が多数挙げられた。

 発起人の一人である武田さんは「活動の中でそれぞれが感じていることや見ている実情を市と共有でき、非常に有意義だった」とし、「業種を超えて話す機会はこれまでなかった。市にとっても、今後の進め方のヒントになったら良いなと思っている。違う立場でも子どもを中心にどう連携できるか、そこに子どもの困り感をサポートするヒントがある。団体同士も行政や学校とも風通し良くつながることで、子どもたちの生活に寄与していけたら」と話す。

子ども主体の「もこもこまるしぇ」を発案し8月3日に初開催する 柿本 あやさん 千代田在住 43歳

大人が楽しみになるように

 ○…「子どもたちに将来への希望を持ってほしい」。得意なことを見つけたり、社会の仕組みを経験したりしてもらおうと、商品の製作から広報、販売までを子どもが主体的に行うマルシェを開催する。「やりたいことがない自分がダメだと思っている子どもがいる。でもいいところは絶対ある」と断言する。社会人になることが楽しく、怖くなくなるようにと切に願う。

 ○…「子どもの頃、大人になるのが楽しみじゃなかった。責任を負わされ、自由じゃなくなる、何かを捨てる感覚だった」。自動車販売の仕事をしていた父の働き方を見てそう感じていたが、自身が子どもを育てる立場となり、大人である価値に気づいた。「娘の学校で色んな子どもの表情や成長を見た。これは自分が大人になったから見ることができている景色だと思った」

 ○…小学5年生の母。たった一人の我が子の抱っこや授乳、おむつ替えなどは一つひとつが貴重で、「最初のうちは毎回(感動で)泣いていた。全てに全力投球」。それゆえに怖くて子離れができなかった。「他の親には、早いうちから子どもに色んな体験をさせてほしい。親にも子どもと一緒に成長してほしい」。「もこもこまるしぇ」の名前は「親も子も」という音に由来している。

 ○…化粧品会社やヘルスケアに関係する職場に勤めていたが、42歳でドライヘッドマッサージ店を開業。「40歳は健康寿命の半分。考えていることを形にしたいと思った」。マルシェの開催もやりたかったことの一つ。人と対話ができるマルシェに魅了されたが、前職では思うように実施できなかった。「誰にも指図されずにやりたいことをやり、ワクワクだけ集めていきたい」

充電式電池の出火が倍増 市消防局が注意呼び掛け

 全国的にリチウムイオン電池からの出火が増える中、相模原市内でもリチウムイオン電池に起因する火災が急増している。

 市消防局が7月に発表した2024年中の火災概要によると、市内の火災件数は153件。出火原因としては「こんろ」が19件で最も多く、次いで「電気機器」が15件と続く。

 発表によると、リチウムイオン電池が出火原因となった火災件数は20年には6件だったが、24年には2倍の12件に増加した。

 市消防局はリチウムイオン電池からの出火原因を「管理の不適」(落下、高温放置、誤った廃棄方法など)、「構造の不適」(初期不良品など)、「不明」に分けて発表しており、「市内の傾向としては管理の不適から構造の不適に原因が推移している」と分析している。

身近な電気製品に

 リチウムイオン電池は高いエネルギー密度、軽量性、長寿命といった特徴から昨今、様々な製品に広く使用されている。スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、ハンディファン、電子タバコ、携帯ゲーム機、電気自動車(EV)、電動アシスト自転車、コードレス掃除機、電動ドリルなど、使用製品は多岐にわたる。

PSEマークの確認を

 担当者は「著しく安価な製品では安全装置が不十分な場合があり、注意が必要」と話し、購入する際は、電気用品安全法に基づいて安全基準を満たしていることを示すPSEマークが付いているものを選ぶよう推奨している。

暑さや衝撃に注意

 担当者は使用上の注意として、密閉した車内やダッシュボード、直射日光の当たる場所に置かない、熱がこもりやすい場所(布団やカバンの中など)での使用・充電を避ける、衝撃・圧力・変形に注意する、推奨されている充電器を使用する、水濡れを避けるなどを挙げている。

 「リチウムイオン電池は高熱や膨張といった異常な症状が出てから実際に出火するまで時間差があり、タイミングが読みづらい」ため、異常を発見した際は、速やかに使用を中止し消防局に相談してほしいとしている。

 詳しくは同局予防課【電話】042・751・9117。

図鑑を手に笑顔の小川さん

小川路人さん(橋本在住) 「日本の固有種動物」を改訂 75種を写真付きで紹介

 野生動物研究家の小川路人さん(81・橋本在住)がこのほど、2021年に発行した「日本の固有種動物」の改訂新版を刊行した。哺乳類や鳥類などの代表的な貴重動物75種が写真付きで紹介されている。

 小川さんは長年、大手出版社で児童書や絵本、図鑑などの取材や編集を担当。その経験を生かして撮影から執筆、編集校正まで、全てを自分で行う。これまでに「相模原市の動物」、「相模原市の両生類・爬虫類」「実物大で見る相模原市と世界のカブトムシ・クワガタムシ」を発行している。

 同書ではキジなど新たな固有種を加え、最新の生息数や情報が加筆された。市内や近郊で見ることができる、ニホンカモシカ、ニホンザル、ニホンモモンガなども掲載され、「固有種」「固有亜種」「繁殖固有種」などの言葉の説明も、分かりやすく明記されている。

 小川さんは「この本が、多くの人に生き物に関心を持ってもらえるきっかけになれば」と話す。今後は「現在まとめている『日本の世界自然遺産』の出版、今まで出した相模原の本を一つにまとめた『相模原の生き物』を完成させたい」と笑顔で語った。

 「日本の固有種動物 改訂新版」はA5判オールカラー全28頁。1部400円。ペッツワン城山店(緑区向原)【電話】042・783・1081、相模原市立博物館(中央区高根)【電話】042・750・8030、モナの丘(南区下溝)【電話】042・777・8586などで購入できる。

 問い合わせは小川さん【携帯電話】080・6563・8998。

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認知症啓発 オレンジ色の写真募集 もれなく缶バッチに加工し進呈

 認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジ色をテーマにした写真と認知症に関するコメントを市在宅医療・介護連携支援センターが募集している。集まった写真とコメントは9月の認知症月間に行うイベントなどで展示する計画。

 「缶バッチこい!キャンペーン」と銘打った企画で、応募された写真はオリジナルの缶バッジに加工され、応募者全員にもれなくプレゼントされる。募集はきょう31日まで。

 応募フォームから必要事項と写真データを投稿する。応募すると市の地域通貨「すもー」がもらえる。問い合わせは同センター【電話】042・769・9250。

SC相模原 宮崎下し今季初の連勝 藤沼のゴラッソで1―0

 相模原市をホームタウンとするサッカーJ3・SC相模原は7月26日、相模原ギオンスタジアムでテゲバジャーロ宮崎と対戦し、1─0で勝利した。リーグ戦は今季初の連勝となり、川崎フロンターレを破った天皇杯3回戦から公式戦3連勝と勢いに乗っている。順位はプレーオフ進出圏内と勝ち点差7の11位に浮上した。

 この日は愛川町ホームタウンデーとして開催され、同町の観光キャラクター「あいちゃん」も応援に駆けつけたが、地域の催しなどと重なったことが影響してか入場者数は1855人にとどまった。

 試合は序盤から宮崎に押し込まれる展開が続いたが、粘り強い守備で前半を無失点で凌ぎ切った。大歓声が上がったのは後半75分。代わって入ったFW藤沼拓夢選手がピッチに入った直後にファーストタッチでループシュートを放つと、ボールは相手キーパーの頭上を超えてゴールへ。これが決勝点となり、前回対戦で4-2で敗れた宮崎相手にリベンジを果たした。

参加者の誕生日を確認する佐藤さん

デフ陸上代表が小中学生に講義 「声を使わない交流」伝える

 棒高跳びの現役デフアスリート・佐藤湊さんによる講座が7月23日、小山公民館で開催された。佐藤さんは中央区在住。これまでに3度のデフリンピック出場経験があり、11月開催の「東京2025デフリンピック」日本代表に内定している。

 講座は例年行われている「夏休み体験講座」の一環として開かれ、向陽小学校の4〜6年生と小山中学校の生徒が参加した。講座では佐藤さんの経歴や聴覚障害、デフリンピックに関する説明がされたほか、「声を使わずに誕生日順に並ぶ」「紙に書いてある絵柄を伝え合って仲間を探す」といったワークショップも実施された。

 参加者はろう者や耳の不自由な人の生活を体験し、ジェスチャーや簡単な手話を使ったコミュニケーションを学んだ。当初不安げな様子を示していた参加者も、実際にワークショップを体験し「普段より相手の目を見て交流できた」などと感想を話していた。講座終了後には、佐藤さんのサインを求める参加者で長蛇の列ができる場面もあった。

 佐藤さんは参加者に向け「障害の有無にかかわらず、困っている人がいたらお互いに助け合えるようになってほしい」と呼びかけた。

上溝本町交差点付近

上溝夏祭り 神輿、山車入り混じる 熱気ぶつかり合う交錯美

 県北最大級の「上溝夏祭り」が7月26・27日に開催された。両日合わせて36万人が訪れ、会場となった上溝商店街通り周辺は多くの人出で賑わい、熱気に包まれた。

 上溝夏祭りの特徴は神輿や山車が双方向に行き交い、人の波も合わさって唯一無二の熱気に包まれるところ。今年も祭り会場では「わっしょい」という威勢のいい掛け声がとどろき、囃子の陽気な音が鳴り響いた。最大の見せ場となる上溝本町交差点付近にはいくつもの神輿が集まり、それぞれ負けじと大きく揺らして張り合っていた。

 各所には縁日や飲食のブースが立ち並び、長蛇の列も。ダンスなどのパフォーマンスも披露された。上溝夏祭り実行委員会の小林充明会長は「今年は中央区誕生15周年記念の冠も付けて盛大な祭りになった。事故もなくいっぱい楽しんでいただけてよかった」と話した。

 上溝夏祭りは200年以上にわたり地域住民によって受け継がれてきた祭り。厄病神退散や五穀豊穣、家内安全を祈願する。

投票のバリアフリー化を進める投票支援カード(右上)やコミュニケーションボード(左)、記入補助具(右下)

投票支援カード 相模原市選挙管理委員会 参院選から導入 進む「バリアフリー」化

 相模原市選挙管理委員会は、さまざまな理由により自身の意思を口頭で伝えることが苦手・困難で投票時に支援が必要な人が、係員に手伝ってもらいたいことを記入する「投票支援カード」を7月20日に投開票された参議院議員選挙から導入した。

 市選管は、全ての有権者に送付する入場整理券に支援カードを1枚同封。利用数や支援内容などの集計はこれからだが、支援カードを持参し投票所を訪れた有権者からは感謝の声が聞かれたという。

 支援カード導入へ向けた検討が始まったのは昨秋。10月の衆院選には間に合わなかったが、先行自治体からサンプルを取り寄せ相模原独自のカード作りを進めていた。

 2月には県立相模原支援学校で行った模擬投票の出前授業に製作途中のカードを持ち込み、改善点などアドバイスを求めた。進言を受け全ての漢字にふりがなを振り、同伴者は代理投票ができず、投票所係員のみが代行できることなどを追記した。

 支援を必要とする人がカードを記入し投票所の係員に渡すと支援が受けられる仕組み。カードには「投票所の中で、係員や家族の付き添いは必要ですか」など必要な支援内容を尋ねる3つの質問が記され、「はい(係員)」など、丸を付けて希望する支援を伝えることができる。さらに3項目に当てはまらない支援を希望する場合には、希望する支援内容を記す記述欄が設けられている。

 市選管ではイラストや文字を指差すことで意思疎通をはかる「コミュニケーションボード」や、投票用紙に記入する枠が分かりやすくなる補助具なども導入している。投票所の「ソフト面のバリアフリー化」ともいえる取り組みだ。

 「支援やサポートがあれば投票できるけれど」――。1票を投じる権利を行使できる環境整備が進んでいる。

10人の中学生議員が議長に立候補し議場で演説を行った

中学生議会が開会 最終日に市へ提言

 中学生が議員となって3日間にわたり相模原の未来を考え、市に提言を行う「さがみはらジュニアハイスクール議会2025」の1日目が7月23日、市内で開催された。

 若者の政治への無関心や投票率の低さが課題となっている中、子どもたちの地域社会や政治に対する興味向上を目的に相模原青年会議所(JC/八木貴弘理事長)が主催する事業。3回目となる今年は市内在住・在学の中学生20人が参加している。

 開会に際して本村賢太郎市長は「みなさんの意見がもしかしたら政策になるかもしれない。日ごろ感じていることや『こんな相模原にしたい』という思いをこの機会にぶつけてほしい」と呼びかけた。

議長決まる

 市議会議場で行われた議長選挙では、10人の中学生議員が立候補。一人ずつ演説を行い、立候補理由や議会にかける意気込みを語った。投票で議長に選ばれた江成涼太さん(田名中2年)は、3日間共に過ごす仲間たちに「選んでもらった責任を果たすため、一生懸命・粉骨砕身やっていきたい。学年に関係なく話し合って分かち合って楽しむ議会に」と意気込みを語った。

 中学生議員たちはその後、総務・こども文教・建設の3つの委員会に分かれ、2日間かけて地域課題やその解決策などを議論。最終日となる8月8日には議場で本物の議会と同じように市に対する質疑を行い、本村市長に政策を提言する。

 担当する同JCの原嶋伸広委員長は「事前にしっかり勉強した上で楽しみながら積極的に意見を出し合い、立派に議論している中学生たちを誇りに思う。この活動を通して地域に興味を持って、自分たちが大人になった時のまちを考え、創造していってほしい」と話している。

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子ども主体のマルシェ 8月3日、初開催

 子どもが商品の製作から販売までを主体的に行う「もこもこまるしぇ」が8月3日(日)、メイプルホール(千代田2の2の15)で初開催される。「もこもこ」と想像力を働かせ、「親も子も」成長してほしいとの思いで、市内で子育て中の親2人とメイプルホールが共催する。

 当日は市内の中学生以下の子どもたちによるアクセサリーや布小物、ワークショップなどの店12店舗と、大人による食べ物の店の出店、子どもたちによるダンスなどのパフォーマンスが予定されている。

 このマルシェを発案した柿本あやさん=人物風土記で紹介=は「レジンやホイップデコなど、子どもの趣味の多様性が『もこもこ』と広がっている。この取り組みをきっかけに将来、相模原市でお店をやってくれたら嬉しい」と話す。

 当日の店舗の詳細や問い合わせはInstagram(@mocomoco_2025)から。

10人の留学生がアイデアなどを披露した

暮らしやすくなるアイデア 青学留学生が具体案示す

 相模原市立図書館で7月21日、青山学院大学相模原キャンパスで学ぶ留学生が「外国人にとってもっと住みやすくなるための環境整備」などについて講話する企画が開かれた。「MEは何しに青学へ!?」と題したこの日の催しは、同大の交換留学生と市みんなのSDGs推進課、市立図書館が連携し催した。

 この日はタイ・マレーシア・オーストラリア・アメリカ・ポーランドからの留学生10人が思いや考えを発表。留学生の一人は住民票や国民健康保険の申請など行政手続きの際、日本語が理解できず苦労したという。この経験から、書類を取り込みAI技術を使い、ワンタッチで母国語に変換するアプリを独自に開発したことを紹介。別の留学生は高層ビル群が立ち並ぶ都内で3Dの地図アプリがあると便利だと提案するなど、自らの体験から感じている具体的な「あったら住みやすくなるアイデア」を示した。

 市は「留学生たちの生の声を聞くことができ良かった。今後もこうした場を定期的に設け、外国籍の市民も暮らしやすいまちづくりに生かし、シビックプライドの醸成に努めたい」としている。

リサイクル 重要性浸透も担い手課題

産廃業者が調査

 SDGsの考えが広がりリサイクルの重要性が認識される一方、その担い手確保には大きな課題が--。市内業者による調査でそのような実態が浮かび上がった。

 調査をしたのは、中央区宮下本町に本社を構える産業廃棄物処理業者「株式会社旭商会」。6月上旬、リサイクルに対する意識や業界の現状を把握することを目的に、県内在住の20代から40代の男女600人を対象にインターネットでアンケートをとった。

 業界のイメージについて尋ねたところ、「環境を守る重要な仕事」との回答が最も多く、次いで「あまり知らない」が続いた。また、「業務がきつそう」など、いわゆる「4K」といったネガティブな印象も多く見られた。これについて浦部大輔社長=写真=は「依然としてマイナスな印象が根強いが、社会的意義についての理解は徐々に広がっている」と分析する。

 その一方で、業界への就業意欲となると回答は大きく変わり、「興味がある」と答えたのは全体の1割強にとどまった。浦部社長は「現場を支える次世代の担い手確保が課題。行政とも連携しながら、具体的な解決策を模索していきたい」と語った。

 このアンケートは同社HPで公開されている。

当時の写真を解説する武田理事長

戦車闘争の熱を次世代に 相模原地方自治研究センター

 1972年、ベトナム戦争中に在日米陸軍相模総合補給廠から戦車を戦地に送る搬出を市民で阻止した「戦車闘争」。相模原地方自治研究センター(武田秀雄理事長)は、このまちで起こった反戦運動を次世代に語り継ぐ活動を続けている。「相模原市で起きたことを知ると、まちの見え方も変わり、平和を考えるきっかけになる」と武田理事長は話す。

 全国から集まった労働組合員や市民、学生ら約3千人が「西門」に約100日間、テントを張り座り込みを行った。先の大戦の記憶が鮮明に残っていた市民は、間接的にも戦争に加担することを許さなかった。その様子は当時普及し始めたテレビでも放映され、話題を呼んだ。

 市民運動の最中でカメラを構えていたのが同センター発足当時の事務局長を務めた檜鼻達実さん。「檜鼻さんの思いがあることが、センターとして取り組む意義です」と武田理事長。しかし現在、市内で起きた大きな闘争を知る人は年々減っている。「記憶も記録も掘り起こして、事実として受け継いでいくことが大事」と、同センターでは戦車闘争から50年を迎えた2022年にブックレットを作成。実際に参加した人のエピソードや膨大な資料をまとめ上げた。発行後の反響は大きく「全国から問い合わせがあった」と当時の市民の熱量を改めて感じた。さらに、当時の話をもとにした漫画『西門であいましょう-戦車闘争からのメッセージ-』も発行。「知ってもらうことで考えるきっかけになる。未来を生きる若い世代にも伝えていきたい」と込めた思いを話した。

今のありがたみを

 53年前の運動を知ることで見えてくるのは、現在のまちづくりの姿だという。戦時中、相模原市は軍都として栄えた。1937年に陸軍士官学校が移転してきて以降、多くの軍事施設が点在したが、終戦を機に米軍に接収された土地も多く、今なお残る相模総合補給廠もまさにその一つである。1974年に実現した「キャンプ淵野辺」の返還も戦車闘争を発端とする先人たちの市民運動の結果であり、それらの土地は現在、市立淵野辺公園やJAXA相模原キャンパスへと生まれ変わり相模原市のまちづくりの骨格となっている。「どれも今の市民の生活には欠かせない場所ばかり。歴史を知って今のありがたみを感じてもらいたい」。現在も子どもたちへの伝承のため、教育現場への浸透のきっかけづくりを同センターが担えるよう取り組みを続けている。

核廃絶と平和訴え行進 原爆投下から80年

 戦後80年を迎え、広島・長崎への原爆投下からも80年が経った。実際に体験した世代が少なくなる中、「原水爆禁止相模原平和行進」が7月23日に相模原市内で行われた=写真。

 同実行委員会の主催で例年200人規模で行われている行進。近年は猛暑の影響でコース短縮や時間変更を余儀なくされているものの、今年も市職員労働組合や市教職員組合、原爆被災者の会などから150人以上が参加した。

 行進はウェルネスさがみはら広場を出発し、市役所さくら通りを通って相模総合補給廠正門前までを直進。補給廠前でシュプレヒコールを行い、核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界の実現を訴えた。

 同実行委員会の金子豊貴男実行委員長は「今年は熱中症対策で時間を夕方にして距離も短くした。それでも暑かったが、多くの人が参加できてよかった。一方で原爆の体験者が参加できなかったことには、80年という現実が表れていると感じる」と振り返った。今年は「市民平和のつどい」をはじめとする行事も多く予定されている。金子さんは「2世など活動を支える人たちが取り組みを続けられていることに感謝したい。『戦争は絶対嫌だ』という声が高まっていることは事実。戦争、原爆の実情を伝え、戦争を防ぐ声ををこれからも広げていきたい」と話した。

来店を呼び掛ける井上さん夫妻

生まれ育った上矢部で 飲食店空白の地に新風

 飲食店が一軒もないエリア――。そんな上矢部に今年2月、一軒の蕎麦屋が開店した。

 「生まれ育った上矢部で飲食店をやりたい」。そう語るのは「蕎麦とそばまえ genten」店主の井上英明さん。5年ほど相生に店舗を構えていたが、昨年末で同地での営業を終了し、地元である上矢部に移転した。

 せいろ蕎麦は北海道北早生の二八で。十割蕎麦には長野県小諸市の信濃1号。そして、そば粉の芯の部分だけで作った真っ白なさらしな蕎麦。「三種を手打ちで用意するのは効率が悪いが、どれか一本には絞れなかった」とこだわりを話す。

 飲食店のない地域だっただけに、地域住民からの期待も熱いという。井上さんは「ここでお店ができて、地元の人が来てくれて感謝の気持ち。不安はあったが、沢山の人に来てもらえてありがたい」と笑顔を見せた。

過去の手筒花火の様子(藤澤さん提供)

煌めく火柱6年ぶり 鹿沼公園野球場で噴射

 鹿沼公園で8月2日(土)・3日(日)に開催される「大野北銀河まつり」。目玉企画として「手筒花火と星空観望会」が2日、鹿沼公園野球場で開催される。午後7時開演(6時30分開場)。主催は手筒花火星空実行委員会。

 愛知県豊橋市が発祥と言われる手筒花火は、花火師が脇に抱え上げた筒から巨大な火柱が吹き出る花火。2019年を最後に祭りの中での手筒花火の披露は途絶えていた。今回は中央区誕生15周年を記念し、6年ぶりの復活となる。光明学園相模原高校和太鼓部の演奏もあり、花火を盛り上げる。

 「星空観望会」には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員らを講師に迎え、会場から見える星の解説を聞きながら見ることができる。同実行委員会の藤澤昌幸さんは「手筒花火をまた見たいとの声があった。子どもも大人も楽しんでほしい」と話す。

宮司が御魂入れの神事を行う(上)・昨年97年振りに改修された弁柄塗りが印象的な拝殿(右)

村富神社で例大祭 江戸創建の鎮守様 8月3日

 村富神社(中央区矢部2の7の15)で8月3日(日)に例大祭が開かれる。毎年8月の第1週に行われる恒例行事だ。

 神社が創建されたのは延宝元(1673)年。四代将軍家綱の時代にまでさかのぼる。「江戸の豪商」と称された相模屋助右ヱ門という人物が大きく関わってくる。

 この地に新田村を開こうと計画した助右ヱ門は「陣羽織を着て、采配を手にし、農民を集め、村人から『おやかた』と尊崇された」と言い伝えられている。神社は開墾前からあった小さな祠を社地とし、新田村の鎮守として創建された。

3時から奉納余興

 例大祭では午後3時から奉納余興を楽しむことができる。市立中央中学校吹奏楽部の演奏を皮切りに、3時からすずらんバンドハウスの演奏、4時15分からは矢部囃子連が太鼓と笛の音色で祭り気分を盛り上げる。5時からは各地区の代表13人が参加する自治会カラオケ大会、6時からはモノマネタレントのチャッピーさんが舞台に立つ。御輿の宮入は7時に予定されている。

麻布大学 骨から感じる命の大切さ いのちの博物館 開館10年

 麻布大学のキャンパス内に、アジアゾウやキリン、ヘビなどの全身骨格を中心に、約500点もの動物標本を展示している「いのちの博物館」がある。展示されている骨格標本は全て本物の骨。本物の標本による迫力のある展示により、肌で感じ、命の大切さを楽しみながら学べる。

 博物館は、同大学創立125周年を記念して2015年に大学キャンパス内に設立。獣医系、生命環境系の大学として長い歴史の中で蓄積してきた多種多様な動物標本を中心に、歴史的に貴重な資料などを展示し、一般に公開している。

 開館時間は月曜日〜金曜日の午前10時から午後3時30分(入館は3時まで)。休館は土曜日・日曜日・祝日、そのほか大学に準ずる(詳細はWEBサイト〈https://life-museum.azabu-u.ac.jp/〉)内の開館スケジュールで確認を。電話による事前予約制。※入館希望日の3開館日前までの予約。問い合わせは【電話】042・850・2520(受付・直通)へ。

 同大学は獣医系大学として国内で2番目に長い歴史を持ち、今年学園創立135周年を迎える。

過去の「湯花神事」の様子

上矢部例大祭 「湯花神事」で無病息災 9月6日、御嶽神社

 上矢部にある御嶽神社(2の23の1)で9月6日(土)、例大祭が開催される。午後1時から式典と「湯花神事」、4時から奉納演芸が行われる。模擬店も出店予定。

 「湯花神事」とは、熱湯を煮えたぎらせた釜に笹の葉をひたし、大地や参拝者に振りかけて邪気邪心を祓い清め、無病息災を願う神事。その名は湯の沸騰時に立ち上がる泡(湯花)に由来している。過去に実施された湯花神事の様子はユーチューブ「上矢部 御嶽神社」で見ることができる。

 奉納演芸では保育園の園児たちによる踊りや、津軽三味線、アイドルショー、素人演芸、歌謡ショーが予定されている。

収穫の時を待ち甘みを増す藤稔

岡本農園 夏の宝石、上矢部に実る

 上矢部にある岡本農園では、色づき始めた130房のブドウが間もなく旬を迎える。同園を管理する岡本和子さんは「今年は雨が少ないからブドウの育ちが良い」と話しており、収穫は8月上旬から9月半ばごろまでになる見込みだ。

 同園では、藤稔(ふじみのり)・ナチュべアマリー・シャインマスカットの3品種のブドウを栽培している。シャインマスカットは手をかけて10年。「ここ数年でようやく形になってきた」。このほか、ナシも幸水・豊水・菊水の3品種を栽培。ブドウが豊作な一方で、ナシは水分を多く必要とするため、今年は例年より小ぶりだという。

形を変えながら継承

 同園は和子さんの義祖父の代で土地を広げ、農蚕学校で農業を学んだ義父が専業農家として果樹栽培を始めた。和子さんの嫁入り当時は全面がナシ畑だったという。和子さん自身は当初、農業の知識があったわけではなかったというが、義両親の手伝いを重ねるうちに、一通りの作業をこなせるように。現在は近くに住む息子も加わり、家族で力を合わせて栽培を行っている。「畑が相続で半分になったり主人が体調を崩したりといったこともあったが、地域の人や周囲の協力もあって続けられている」

 最近はハクビシンによる食害が増えており、収穫を目前に控えた果実を守るため、ネットの設置や見回りなどの対策に追われている。「収穫前のこの時期は作業が一段落して落ち着ける時期。でも畑の見回りは欠かせません」と和子さんは力強く語る。

 ブドウとナシは園内での直売のほか、遠方への配送にも対応している。数十年来のお得意様も多いとのことだが、すべて「早いもの順」。問い合わせは同園【電話】 042・753・1028へ。

同園のからくり時計

たけのうち幼稚園 有志が支援呼びかけ 「からくり時計の復活を」

 東淵野辺のたけのうち幼稚園(小磯信一園長)の卒園生保護者ら有志で結成された「からくり時計REBORN募金実行委員会」が現在、動かなくなってしまった同園のからくり時計を地域のシンボルとして生まれ変わらせようと募金を呼びかけている。目標金額は742万5千円。募金は6月末に開始し、7月3日時点で20万3千円集まっている。期間は10月31日(金)まで。

 同園のからくり時計は30年ほど前に誕生。長年子どもたちを楽しませていたが、老朽化で徐々にからくりや時計が動かなくなってしまった。

 募金箱の設置場所や振込用の専用口座など詳細は同園【電話】042・756・5978へ。

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は左記枠内に。

相模原市が資源循環の新モデルを構築 ブックオフとジモティーが海外でのリユースを実現

 相模原市で全国初となるリユースの取り組みがスタートした。この「リユースの輪」は、ブックオフコーポレーション株式会社(以下「ブックオフ」)と株式会社ジモティー、そして相模原市による三者連携によって実現したもので、資源の有効活用とごみ減量に大きく貢献すると期待されている。

ジモティーで販売されなかった品がブックオフの海外店舗へ

 この新しい仕組みの最大のメリットは、国内で再利用されなかった不要品が海外で再び活躍の場を与えられること。市民が「ジモティースポット相模原」に無料で持ち込んだ不要品は、販売や無償譲渡を通じて新たな持ち主の手に渡ってきたが、引き取り手が見つからない物もあった。こうした販売機会に恵まれなかったものをブックオフが引き取り、同社が海外で展開する「Jalan Jalan Japan」(マレーシア、カザフスタン)でリユース品として販売する仕組み。

すでに1.57トンの実績も

 この取り組みは今年4月から既に開始されており、ジモティーの担当者によると、4月には536kg、5月には452kg、6月(20日までの実績)には582kgの不要品がジモティーからブックオフに回収され、「今後も同じようなペースで海外リユースが継続されていく見込み」という。

「相模原モデル」成功への期待

 相模原市はこのリユースの輪をさらに広げるため、「ジモティースポット相模原」の周知やリユースの啓発を積極的に担う。

 7月8日には連携スタートのセレモニーが「ジモティースポット相模原」で開催され、本村賢太郎市長、ブックオフ執行役員 井上徹氏、ジモティー代表取締役社長加藤貴博氏が参加した。本村市長は「この相模原モデルが全国の自治体にも広がり、より良い未来につながることを期待する」と話した。

毎年多くの人で賑わう祭り。昨年は約15万人が来場

今週末、大野北銀河まつり 3日はふるさとまつりも

 地域のシンボルともいえる鹿沼公園(鹿沼台2の15の1)で8月2日(土)・3日(日)の2日間、夏の風物詩「大野北銀河まつり」が開催される。日中の猛暑を避け、今年は両日ともに午後3時から9時まで。主催は大野北銀河まつり実行委員会(山口信郎実行委員長)。

 地域住民の交流の場づくりを目的に1989年に始まった夏祭り。37回目となる今回は、祭りには欠かせない地元商店による飲食ブースや手作りの手芸品が集まる「銀河マルシェ」などの出店のほか、近隣の幼稚園児・保育園児の絵画展示なども予定されている。

 会場中央の特設ステージでは、地元ダンススクールや吹奏楽の発表に加え、プロの歌手やものまねタレントのステージも多数予定されており、例年以上にフェス要素が強い催しとなっている。2日の午後8時20分からは「青いベンチ」などの代表曲を持つ「サスケ」が登場する。

 3日には「大野北ふるさとまつり」がエリアを区切って同時開催される。地域住民の交流を深め、地元愛を育むことを目的とし、自治会員らが運営を行う。

 山口実行委員長は「毎年地域住民に笑顔を与える祭りができることに感謝している。子どもから年配の人までこの地域に住んでよかったと思える素晴らしい祭りにしたい」と話す。

高座で創作落語を披露する遊助さん

例会でロータリー落語 相模原ニューシティRC(ロータリークラブ)

 相模原ニューシティRCが7月17日に市立産業会館で行った例会に「ベンチャー落語家」の参遊亭遊助さんが招かれ、「米山梅吉物語」を披露した。同作は日本のRC創設者を題材にした創作落語。

 遊助さんは主に企業や団体向けに活動しており、「落語DE社史」や「地域落語」、高齢者への「自宅でナマ落語」など、幅広い舞台で活躍している。市内RCではこの日が初口演。噺の中に同クラブの話題を散りばめ、会場を盛り上げた。

相模原公園 フォトコン9月1日まで

 県立相模原公園(南区)で9月1日(月)まで「みんなのいいね!miniフォトコンテスト」を開催している。テーマは「相模原公園で見つけたステキな風景」。

 主催者が10作品を選出する1次審査を経て、最終審査は一般投票形式で行う。期間は9月9日〜10月13日。入賞者にはデジタルギフトの贈呈も。 

 応募や応募要件などの詳細は専用サイトまで。