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さがみはら中央区 経済

公開日:2025.07.30

相模原市が資源循環の新モデルを構築
ブックオフとジモティーが海外でのリユースを実現

 相模原市で全国初となるリユースの取り組みがスタートした。この「リユースの輪」は、ブックオフコーポレーション株式会社(以下「ブックオフ」)と株式会社ジモティー、そして相模原市による三者連携によって実現したもので、資源の有効活用とごみ減量に大きく貢献すると期待されている。

ジモティーで販売されなかった品がブックオフの海外店舗へ

 この新しい仕組みの最大のメリットは、国内で再利用されなかった不要品が海外で再び活躍の場を与えられること。市民が「ジモティースポット相模原」に無料で持ち込んだ不要品は、販売や無償譲渡を通じて新たな持ち主の手に渡ってきたが、引き取り手が見つからない物もあった。こうした販売機会に恵まれなかったものをブックオフが引き取り、同社が海外で展開する「Jalan Jalan Japan」(マレーシア、カザフスタン)でリユース品として販売する仕組み。

すでに1.57トンの実績も

 この取り組みは今年4月から既に開始されており、ジモティーの担当者によると、4月には536kg、5月には452kg、6月(20日までの実績)には582kgの不要品がジモティーからブックオフに回収され、「今後も同じようなペースで海外リユースが継続されていく見込み」という。

「相模原モデル」成功への期待

 相模原市はこのリユースの輪をさらに広げるため、「ジモティースポット相模原」の周知やリユースの啓発を積極的に担う。

 7月8日には連携スタートのセレモニーが「ジモティースポット相模原」で開催され、本村賢太郎市長、ブックオフ執行役員 井上徹氏、ジモティー代表取締役社長加藤貴博氏が参加した。本村市長は「この相模原モデルが全国の自治体にも広がり、より良い未来につながることを期待する」と話した。

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