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公開日:2025.07.31
相模原弥栄高校美術部
個性に「日本一」の評価
国際美術展で最優秀校賞
美術を志す高校生にとって最大の大会と位置付けられる「高校生国際美術展」(NPO法人世界芸術文化振興協会主催)美術の部で相模原弥栄高校(佐藤和彦校長)の美術部が、部員の作品に対する評価や受賞数などの総合成績で決まる「学校賞」の最高位にあたる「最優秀校賞」に選ばれた。同校美術部が「最優秀校賞」を手にしたのは3年ぶり2回目。秀作賞、奨励賞の評価を得た10人の作品は、東京都港区にある国内最大級の「国立新美術館」に8月6日(水)から17日(日)(12日(火)は休館)まで展示される。
今年の国際美術展美術の部には全国の高校から1464点の出品があり、同校は2年生を中心に41点を応募した。個性豊かな作品が高い評価を受け、10人が奨励賞以上に入賞。学校賞の中で最高賞にあたる最優秀校賞に選出された。
全国で10人という狭き門の秀作賞に秋生枇音さん(2年)と渡邉ういさん(同)が選ばれた。2年生の受賞は2人だけ。秋生さんは作品「夢よ覚めるな」に「夢と現実の曖昧な境界を描いた」という。同じく渡邉さんは「私の中のぬるさを表現した」という作品「私」を仕上げた。
連日サイト閲覧
作品を応募したのは5月中旬。結果発表はWEBサイト上で7月上旬とされていた。7月に入り、生徒たちは美術展のサイトの更新を待ちわびた。結果が公開されたのは10日の早朝。入賞者を知らせる結果は、A4用紙9枚になる。自分の作品の評価を知りたい生徒たちは「神奈川県」という文字を頼りに自分の名前を探したという。
2人以外にも8人が奨励賞に選出。顧問の横山文靖教諭は「このレベルの美術展に出てくる生徒の画力の差はない。オリジナリティーや個性が評価される。個性豊かな生徒たちの作品が高い評価を受け嬉しい」と喜びを語った。
同高校は普通科に加え、音楽、美術、スポーツ科学の3つの専門学科があり、生徒はそれぞれの分野で専門的な教育を受けている。美術科の生徒の多くは美術部に籍を置き、今年は普通科の生徒を加えた約150人が冬の全日本学生美術展や夏の高校生国際美術展での団体日本一を目指している。こうした全国規模の美術展で常連として知られた存在で、過去には全日本学生美術展で4年連続の団体最高賞を受賞している。
今回の美術展で高い評価を受けた10人の作品は8月6日から国立新美術館で展示される。
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