駅からいずみ遊歩シリーズ23 泉(オアシス)探訪 中田駅から雨の日の散歩 ※協力・オアシス21世紀の会
雨の日、散歩に出たことがありますか。
1日1万歩を目安に散歩を日課にしているという松井さん(白百合1丁目在住)は、少々の雨なら散歩に出るといいます。
私は小雨降るある日、市営地下鉄中田駅から白百合公園を経由して、白百台住宅地を通って領家4丁目交差点までの約2Kmの道を30分余をかけて歩いてみました。
傘をさすとどうしても目線が下を向いて足元をみながら歩くようになりますが、それによって一寸した発見がありました。
歩道にあった幾何学模様のマンホールの蓋の中に、ベイブリッジがデザインされていたのです。
環境創造局に聞いてみました。市が選定した5種類のデザインの中から市民投票の結果ベイブリッジの蓋が選ばれ、そして平成9年10月から採用され、区内にある2万5千の雨水、汚水のマンホール蓋がベイブリッジデザインに順次更新されているそうです。
同じ道を何年も、何回も歩いていながら今頃になって気がつくとは。
冷たい雨に濡れないよう気を付けながらの雨の日の散歩も悪くないと思うようになり、松井さんの「散歩は楽しい」という言葉の意味が少しは分かった気がしました。
(文・写真=益田正廣)