障害者との共生社会の実現に向けて
今夏、県立津久井やまゆり園に元職員の男が侵入し、多数の入居者等を殺傷する大変痛ましい事件が発生し、社会に計り知れない恐怖と衝撃を与えました。
突然の凶行の犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表し、心身に癒えることのない傷を負った方々に心からお見舞い申し上げます。
神奈川県議会では厚生常任委員会を開催し、事件について課題や問題点及び今後の対応を議論し、参考人聴取や実地調査して事件の把握に努めたところです。元職員の障害者に対する偏見や差別的思考が身勝手極まりない残虐な犯行に駆り立てたとの供述が伝えられています。障害者の命や尊厳を否定するいかなる言動も決して容認できません。
この事件自体は特殊な案件であり通常起こりうるものではないとは言え、このような悲惨な事件が発生した以上、それに対する対応をしなければなりません。
この場合、事件での被害者やその家族に対するケアが一番重要であり、さらにはこのような事件が二度と起こらないためにも、社会にとって許されざる事案でありこのような行為は決して許されるものではないという社会風潮が醸成されなければなりません。障害者と共に生きる共生社会が当たり前になる社会の実現に向けて更なる努力をしていかなければならないとあらためて思うものです。
確かな学力の向上1月26日号 |
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神奈川県予算に対する要望1月12日号 |
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