藤沢 文化
公開日：2025.12.19
中世から近世の遺構検出
20日に現地見学会
藤沢市消防局南消防署本町出張所建設地で実施されている発掘調査で先ごろ、市内では珍しいとされる中世から近世初頭の人々が生活していた地面（生活面）が確認された。当時の人々に関わる遺構が多数検出されたため、調査結果を広く市民に公開しようと市は20日（土）、現地見学会を開く。
この一帯は東海道藤沢宿遺跡という名称で発掘調査が行われてきた。これまでの調査では、明治時代から江戸時代の市の成り立ちに欠かせない貴重な遺跡が複数確認されており、藤沢宿の成立時期に近い生活面は15回目の調査で見つかった。
見学会は、午前の部が10時30分から正午まで、午後の部が１時から２時30分までの２部制。時間内は自由に入退場が可能で、係員が遺跡の状況について案内する。
会場は本町４の１４２６の１（小田急江ノ島線藤沢本町駅から徒歩８分）。小雨決行、荒天中止。中止の際は、市郷土歴史課のＳＮＳで告知される。駐車場はないため同課は公共機関での来場を呼び掛けている。
現地見学会に関する問い合わせは同課【電話】０４６６・２７・０１０１、遺跡調査については（株）玉川文化財研究所【電話】０４５・３２１・５５６５。
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