旭区のよこはま動物園ズーラシアで、国内で39年ぶりとなるアカアシドゥクラングールの赤ちゃんが3月26日に誕生した。
1999年の開園以来、国内で唯一アカアシドゥクラングールの雄2頭を飼育していた同園。今回出産した雌の「ワニ」は、繁殖を目的にシンガポール動物園から昨年に来園していた。 ベトナムやカンボジアなどの熱帯雨林に生息する同種は、ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤により生息地を奪われ、数が激減したと言われている。絶滅危惧IB類に指定されており、現在、国内では同園のみで飼育されている。
飼育担当者によると、生まれた赤ちゃんは体長約25cmくらいで、最近では顔もしっかりしてきたとのこと。現在は母親のワニから離れない様子という。公開時期は未定。
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