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公開日:2025.10.16
口腔と歯の話
テーマ「妊婦さんの歯科治療」
今回は妊娠中の歯科治療とその際の注意点についてお話します。
妊娠中は、女性ホルモンの変化などにより歯ぐきの出血や腫れ、むし歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、つわりや食生活の変化で歯みがきが難しくなることもあります。妊娠中の適切な口腔ケアは、母体とおなかの赤ちゃんの健康を守る大切なポイントです。
歯科治療を受ける際には、いくつか注意すべき点があります。麻酔やレントゲンは、適切に使用すれば胎児への影響はほとんどありませんが、鎮痛薬や抗菌薬など一部の薬剤は、使用を控えた方がよい場合があります。そのため、歯科医師には「妊娠していること」「週数」「体調」を必ず正確に伝えましょう。
妊娠初期(4〜15週)はつわりや体調変化が強く出やすい時期です。クリーニングなど一般的な歯科治療は可能ですが、体調がすぐれない場合は応急処置を行います。抜歯などの外科治療は、母体・胎児ともに比較的安定する妊娠中期(16〜27週)に行うのが理想的です。妊娠後期(28週以降)はおなかが大きくなり、仰向け姿勢がつらくなるため、短時間の処置を中心に行います。
「妊娠中は治療できない」と我慢すると、出産後に症状が悪化することもあります。妊婦さんでも多くの場合は安全に治療できます。体調のよい時期に妊婦健診やメンテナンスを受け、マイナス1歳からの予防歯科を始めましょう。
ふたまたがわ歯科口腔外科
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横浜市旭区二俣川2-50-14コプレ二俣川オフィス7階メディカルモール
TEL:045-360-6480
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