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泉区版 公開:2012年8月30日 エリアトップへ

駅からいずみ遊歩シリーズ【16】 泉(オアシス)探訪 かまくらみちの名木・古木 ※協力・オアシス21世紀の会

公開:2012年8月30日

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無量寺のイチョウ
無量寺のイチョウ

 今回は古道である、かまくらみち(上の道)に沿って、名木・古木を楽しむコースを散策してみました。

 相鉄線いずみ中央駅を下車し、長後街道を長後方面に10分ほど歩き、上飯田団地入り口交差点を右折し、団地方面に入ると右手に現れるのが無量寺の境内にある巨大なイチョウ。

 無量寺は1593年の創建なので、豊臣秀吉が活躍した時代。泉区にも時代を感じさせられるスポットがたくさんあります。

 また、この大イチョウは、地域のランドマークにもなっています。

 無量寺を過ぎると、上飯田団地が見えてきます。団地が造成される、はるか昔、この辺りは「鶴島」と言われ、小曲寺というお寺がありました。江戸時代の末に廃寺となり、本尊の阿弥陀様をどうするか話し合った結果、名瀬の西蓮寺に預けることにしたそうですが、阿弥陀様が夢枕にたって、「元のところに返してくれ」と言ったので、今でも、小さなお堂に阿弥陀様が祭ってあります。

 団地をぬけると、水田の広がるとても素敵な景色が見えてきます。田んぼのそばには大変立派なイヌツゲの生垣があります。

 このイヌツゲも横浜市の名木・古木に指定されています。四季を彩る癒しのスポットになっています。

 さらに進みクローバー団地まで足をのばすと、羽太郷土資料館があり、昔の農機具や民具などが展示され、我々の郷土の歴史を学ぶことが出来ます。帰りは「五軒庭」バス停からバスに乗り、いずみ中央駅へ。

 自然と歴史と文化にふれあう、とても素敵な散策となるでしょう。

 (文・写真=源波正保)

※参考文献/「泉区小史 いずみ いまむかし」
 

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