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泉区版 公開:2013年9月12日 エリアトップへ

駅からいずみ遊歩シリーズ40 泉(オアシス)探訪 バス停三家から六道の辻まで ※協力・オアシス21世紀の会

公開:2013年9月12日

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六道の辻
六道の辻

 バス停三家の前に赤い屋根の日枝神社がある。太い銀杏の木や相州鎌倉郡和泉村の碑が立っている。崩れた神灯がきれいに積み重ねて置かれていた。四つ角の信号を左に進むと広い屋敷の旧家が三軒続く。新幹線の陸橋を抜けると道端に六体のお地蔵さんが赤い帽子と前垂れをして並んでいる。路傍の六地蔵も珍しい。しばらく歩くと柳明のバス停に出た。

 道路を渡ると広い和泉川宮沢遊水地。下池ではのんびりと糸を垂れた釣り人達、多目的広場には犬と戯れている親子、そして凧揚げを楽しんでいる子供達がいる。和泉川に架かる宮沢橋では川面に向かっていっせいにシャッターを押すカメラマンのグループがいた。何を撮っているのか聞いたら「カワセミ」と答えてくれた。よく見ると小枝にカワセミが止まっている。スズメより少し小さい綺麗な鳥だ。あれはメスでオスはもっと綺麗だと同じカメラマンが言う。

 橋を渡り、静寂に包まれた雑木林を抜けると明るい畑地に出た。少し行くと六道の辻である。六方向に道が延びている珍しい場所だ。瀬谷区役所の説明板が立っている。その横に地蔵供養塔と地蔵座像が祀られている。近くの主婦が雑草をとったり、花や水を供えてくれている。その奇特さにお礼をのべ、バス停に引き返した。瀬谷区まで足を延ばした約一時間の散策でした。 (文・写真=竹村茂)

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