弥生台の金子昇一さんのハウスでトマトの収穫が始まっている。金子さんは市内でも珍しい水耕栽培でトマトを作っている。10月位から6月頃までが収穫の時季で、現在は作業に追われる日々だ。
もともと会社員だった金子さん。30代で実家の農業を継ぐことになった時に「何か面白い栽培方法はないものか」と考えたという。様ざまな本を読んだり、農家を見学に行ったりする中で出会ったのがトマトの水耕栽培だった。水耕栽培は連作障害がないという利点に加え、会社員時代に水質管理に携わっていたこともあり興味が湧き、挑戦してみることに決めた。
取りかかった最初の1年はできることと、できないことの見極めで試行錯誤を繰り返したというが、その後は栽培から収穫まで順調に進んでいる。
現在トマトハウスにはミニトマトと大玉のトマトが合わせて約1800本ある。井戸水の使用や1本1本の成長点を合わせながら斜めに成長させて管理をしやすくするなど、工夫して育てている。
金子さんは「トマト本来の甘さと酸味がしっかりしているのが特長。そのままかじってもらうのが一番おいしいですよ」と話す。トマトはハウス横の直売所などで販売している。
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