泉区版 掲載号:2016年5月12日号 エリアトップへ

現在、能面展を開催している「面打ち泉」の代表を務める 奥田 博美さん 和泉町在住 71歳

掲載号:2016年5月12日号

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能面で驚きと喜びを

 ○…本来は舞台で舞う際にかける(つける)のが能面だが、「私たちは見て楽しんでもらえればそれでいい」と笑う。舞台では近くで細部まで見ることはできないため、サークルの作品展は能や狂言のファンにも好評だ。1つしか表情がないように思われる能面だが、上下左右見る角度で違って見える。「出来よりも、間近で面を見て、驚き、楽しんでいただくことが私にとっては大切」と目を細める。

 ○…会を発足し、約10年。1つの木材を図面に沿って彫り、能や狂言に使われる面を作り上げる。穏やかな顔の「若女」や白馬のしっぽの毛をひげに使った「翁」、眉間にしわを寄せたしかめっ面の「顰(しかみ)」など、製作期間は数カ月にも及ぶ。能や狂言が好き、趣味を持ちたい、物作りが好きなど、所属する17人の入会理由はさまざま。「一番大切にしているのは楽しい仲間づくり」と話す通り、月に2回の活動ではアドバイスをし合ったり、時には舞台を見に行ったり、ムードは和気あいあいとしている。

 ○…「手先が器用なわけじゃない」というが、昔から作品を人に贈るのが楽しみの一つ。鎌倉彫を習っていた20年前、会社の同僚や友人に作品を渡すと「お前が作ったのか」という驚きの声が。嬉しかったが、漆塗りは職人任せのため、実は複雑な気持ちだったという。そんな時、仲間に教えてもらったのが1人で最後まで作れる能面だった。教室に通い、近所で仲間を集め「面打ち泉」を発足。以来、能面の魅力にはまった。

 ○…60・70代が中心だが、平均年齢をグッと下げる女子大生がこのほど入会。これに続けとばかりに若い人へのPRも強化中。まずは付き合いのある松陽高校へ寄贈をしたばかりだ。ようやく完成したと思えば「自分にも作って」とまた声がかかる。これまで作った50ほどの作品の半分以上はお嫁入り。「出来が良いとあげると言わなきゃよかったって思うね」と茶目っ気たっぷりに笑った。

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