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〈連載【4】〉藤木幸夫氏に聞く 一人になっても反対貫く IRと横浜

掲載号:2019年10月31日号

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 横浜へのカジノを含むIR(統合型リゾート)誘致に反対する横浜港運協会の藤木幸夫会長(89)に話を聞いた。



「経済第一」に疑問

 人が生きるために政治や経済はある。人が安全に仲良く暮らせているか、そこが一番大切だ。経済効果だけでカジノを進めるのは順番が違う。

 候補地となっている山下ふ頭は誰のものなのか。そこをどうするかを議論する資格があるのは横浜市民だ。仮に山下ふ頭以外の候補地が出てきたとしたら、我々の力の入れ方も変わってくるのではないか。いまのIRの進め方は(上からの)「Buy(バイ) Order(オーダー)(買い注文)」だ。そうではなく謙虚なアイデアであれば話は聞く。推進派の人たちも、みんな仲間なのだから。

 誘致の理由としてまっさきに経済効果を持ってくるのは寂しい。子育てや福祉など今後お金がかかるのは事実。だからこそ横浜市民みんなで考えるべきだ。

全市民的議論を

 カジノ誘致にただ反対しているのではない。横浜港ハーバーリゾート協会として代替案を示している。F1レースや国際展示場、ディズニークルーズによる山下ふ頭再開発案がそれだ。この案には夢があり、経済効果もしっかり試算している。

 今年は開港160周年。経済効果がよいからとカジノを誘致したならば、開港200周年の際、後進にどのような顔を見せることができるのか。そこに住んでいる人が幸せになることを考えるべき。市民のレベルで議論していくことが大切だ。

 誘致を表明した横浜市に対してこちらから話し合いを持ちかけることはない。市は「丁寧に説明する」としているが、「説明」というのは決まったことに理解を求めるということだ。そうではなく話し合いなら考える。

 以前から発言しているが、一人になっても反対を貫く。市民運動などの旗振りはやらないが、カジノ反対の意思を持つ個人が集まり、気づいたらそうなっている可能性はあるだろう。

※横浜港運協会…山下ふ頭等を利用する港湾運送事業者約240社で構成
 

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