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泉区 人物風土記

公開日:2020.04.09

サロンいずみ野すこやか会の会長を務める
大木 洋子さん
和泉町在住 69歳

心も身体もすこやかに

 ○…和泉北部地区の「サロンいずみ野すこやか会」。地域福祉保健計画のもと2004年に発足し、現在はいずみ野地域ケアプラザと月1度の共催。3代目会長を務めて10年。コンサートや体操、講演会など多種多様な企画が人気で、毎回平均で40〜50人が訪れる。最近では、地区外からの参加も増えた。「それぞれの地域に持ち帰って、うちでの取り組みを広めてもらえればこれほど嬉しいことはない」と顔をほころばせる。

 ○…いつも生徒に囲まれていた教師だった父親の姿に憧れ、大学卒業後、自らも自然と小学校教師の道へ。特に力を入れたのは子どもの精神衛生について。多感な時期の彼らと接することは容易ではなかったが「未来を背負う子どもたちの心と身体づくりに携われたことは大きな経験」と当時を振り返る。

 ○…「周りを元気にするためには、まず自分から」。その言葉通り、真っ直ぐ伸びた背筋に、いきいきとした笑顔。聞けば社交ダンス歴20年で、ねんりんピックに2度出場経験があるほどの実力の持ち主。現在も様々な大会に積極的に挑戦している。パートナーである夫との息もぴったりだが、決まって白熱してしまうため「家庭でのダンス談義はナシ」がルールだという。

 ○…これから先、会が目指すのは、参加者主体の運営。やりたいことを一から企画し、それを形にすることは、それぞれの自信となり、サロンとしても一歩ステップアップできると考えている。そのためにも、誰もが参加し続けたいと思うような魅力的なイベント企画のために、アイデアを練る毎日。特技を生かして「今後、会長のダンス講座もありますか」と問うと「期待していてください」と茶目っ気たっぷりに笑った。

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