新橋町の中丸定昭さんの自宅・長屋門前にある「ぴんころ地蔵」。もともと、長野県佐久市の成田山薬師寺に建立されているもので、健康で長生きし、ころりと大往生したいという願いが込められているという。
同観光協会から建立の相談があり、この想いに感銘を受けた中丸さんが「是非、新橋町にも」と快諾。2011年に建立されて以来、町内の人々を温かく見守ってきた。
新橋町のぴんころ地蔵は、センサーで人に反応。町内在住の小谷朋之さんが作詞し、香登みのるさんが作曲した「ピンコロ音頭」を10秒間に短縮した「ピンコロ音頭新橋町Ver」が流れる仕組みになっている。
中丸さんによれば、賽銭箱は設置していないというが「前を通った人々が自然とお地蔵さんの前に賽銭を置いていくようになった」といい、この9年間で集まった金額は9万円にのぼる。
集まった浄財は自治会・町内会への支援や、専用の地蔵堂の設置など、有益な使い道を考えたが方針転換することに。新型コロナウイルス感染症拡大を受け、日々奮闘を続けている区内の医療従事者への感謝を込めて関係機関に先日寄付された。中丸さんは「賽銭を置いて下さった人もきっと分かってくれるのではないかと思います」と話した。
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