神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2020年9月10日 エリアトップへ

インタビュー 明るい笑いをライブで 「戸塚寄席」に出演 桂伸しんさん

文化

公開:2020年9月10日

  • LINE
  • hatena

 戸塚区出身の落語家・桂伸しん(本名・相澤伸)さんが9月26日にさくらプラザホール(戸塚区総合庁舎内)で開催される「戸塚寄席」に出演する。噺家への想いや地元の記憶などを聞いた。



 ▽会社員から一転、36歳で落語家見習いに。桂伸治一門に入り、昨年2月に落語芸術家協会・二ツ目に昇進した。9月26日、生まれ育った戸塚での御披露目会として高座に立つ。「正月で誰もいないダイエーの駐車場で父親と凧揚げしたな」と、故郷の思い出を快活に語る。

 ▽中高時代からハガキ職人をするほどラジオに傾倒。「声だけで話を補完する」面白さから、落語にもはまっていった。舞岡高校を卒業後、専門学校、大学で電子工学を学び、10年ほど府中市の工場で人工衛星に搭載する通信機器を作っていた。仕事後、新宿で初めて見た「生の落語」に感動。「人工衛星は飛んだら二度と見られない。本当に役に立っているのか」そんな思いがくすぶり転職を考えた時「人生一度きりだしやってみよう」。きっぱり仕事を辞め落語界の門を叩いた。

 ▽5歳から18歳まで過ごした柏陽台団地の暮らしは、棟対抗でサッカー大会ができたほど子どもがたくさんいた。「落語に出てくる長屋みたいで、雑多な感じがよかった」。古典落語を中心に「『まんじゅうこわい』みたいに色んな人がわちゃわちゃ出てくる明るい噺が好きですね。まさに団地」。はたまた、得意とする『茄子娘』は戸塚の寺が舞台。不思議で切ない噺だがクスリと笑えるオチがつく。

 ▽「35歳超えて弟子にとってくれる人などいない」。分け隔てなく優しい師匠は一番尊敬している。本名の「伸」がつく名前にも縁を感じた。現在は41歳。真打に昇進する頃には50歳。「人前でやるのは最高の稽古」。だがコロナ禍で仕事は減り、戸塚寄席は貴重な一席だ。「お客さんにはライブで見てほしいですね。師匠のように明るい笑いで、人の笑顔が見られたら」

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook