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泉区 コラム

公開日:2022.05.05

お口の健康塾 Vol.10
食べ物の飲み込みと誤嚥(ごえん)

  • 渡邉仁史院長

  前回までは口腔内の原因不明の疼痛やむし歯、義歯についてお話しました。ここからは"誤嚥"のお話です。



 口腔は「食事」と「呼吸」の入り口です。食べ物と空気は、喉の奥にある弁で食道と気道に分けられます。しかし、2つの機能を持つことで人間は"誤嚥"という危険を持つようになりました。



 筋力低下や脳卒中などの後遺症により、喉の奥の弁がうまく働かず食べ物が気道に入ると"誤嚥"を起こします。通常は誤嚥するとむせ込んで食べ物を排出しようとします。これは"異物"を排除しようとする立派な免疫反応です。つまり"誤嚥"="肺炎"ではありません。食べ物や細菌が肺で炎症を起こしたものが"誤嚥性肺炎"となります。当然、唾液にも大量の細菌が含まれますので、"唾液誤嚥"でも肺炎の可能性はあります。



 むせ込みや喉の詰まりが気になる場合は、まずはかかりつけの担当医にご相談ください。



 



当院ではお一人での外出が困難な方を対象に、訪問歯科診療を行っております。むし歯や歯周病、差し歯、入れ歯、摂食嚥下機能評価(内視鏡検査)をご自宅で行っております。まずはご相談ください。



原宿わたなべ歯科診療所



戸塚区原宿3-8-6二八五番館1階



045-443-5519



http://hwdc2015.com/

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