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泉区 社会

公開日:2023.12.07

泉警察署長
各団体と協力し詐欺撲滅
録音機器設置を呼び掛け

  • インタビューに応える藤本署長=泉警察署、12月1日

    インタビューに応える藤本署長=泉警察署、12月1日

 泉署管内では2023年の特殊詐欺の件数が昨年に比べて増加している。交通事故件数は昨年同程度にとどまるが、2輪車(バイク)の環状4号線での事故件数は倍増している。泉警察署の藤本修署長に現状や取り組みを聞いた。

 ――2023年の泉署管内の犯罪状況を教えてください。

 「23年11月までの犯罪認知件数は400件で昨年同時期に比べマイナス14件です。しかし、侵入盗が14件(同比プラス11件)と大幅に増えています。また自転車盗も60件(同比プラス11件)と多いですね」

古典的な手口が今だに被害多数

 ――特殊詐欺の被害はどうでしょうか。

 「息子や孫を騙るいわゆる『オレオレ詐欺』が半数近くを占めています。特殊詐欺全体の件数は45件(同比プラス10件)で被害総額は約8760万円。人の優しさや親切心に付け込む卑劣な犯罪です」

 ――どうすれば特殊詐欺から身を守れますか。

 「オレオレ詐欺や還付金詐欺など特殊詐欺の多くは自宅の固定電話に電話が架かってきてます。電話に出てしまうと相手はプロ。考えさせないように矢継ぎ早に言葉を重ねてきます。そのため、電話に出ないことが身を守る一番。泉署では区と協力して電話録音機能の付いた防犯機器を貸し出しています。ぜひ、多くの人が設置してほしい」

 ――ほかにはどのような対策をしていますか。

 「自治会町内会などで防犯講話を行ったり、各種団体と防犯パトロールを行ったりしています。今年8月には戸塚泉栄工業会と特殊詐欺撲滅対策に関する協定を結び、同会のネットワークをお借りして防犯を呼び掛けてもらっています」

声掛けで詐欺を未然に阻止多数

 ――金融機関などで詐欺を阻止するケースもあります。

 「はい、金融機関やコンビニなどで利用者に声をかけてもらい、被害を防ぐケースも多くあります。行員・局員さんや店員さんに多くの負担をかけていますが、引き続き声掛けをお願いしたいです。利用者の方にも負担をかけることになりますが、理解を頂き協力してほしい」

自転車専用帯で2輪事故が多数

 ――管内での交通事故状況を教えてください。

 「死亡事故はありませんが、2輪車、高齢者が関わった事故がそれぞれ30%を超えています。特に2輪車事故の半数は環状4号線で発生し、そのうち半数は2輪車が自転車専用道路を走行中に起きています。2輪車の自転車専用道路の走行は違反です。現在、重点的に取り締まっています」

 ――どのようなケースが多いのですか。

 「渋滞中に対向右折車と接触する『サンキュー事故』や『左折巻き込み事故』が多いです(※イラスト参照)。また高齢者が道路を横断した際に2輪車と接触するケースもあります」

 ――このような交通事故を防ぐには。

 「まず第一に2輪車による違法な自転車専用帯の走行をさせないこと。専用帯に入ることで幅広いエリアを走行するのでスピードが出て、重大事故につながっています。絶対に走行しないでほしいです」

 ――年末年始は家族らと会う機会が多いです。

 「多くの人と防犯について話し合ってもらい、安心安全な新年を迎えてほしいですね」

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