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公開日:2024.02.22

ゆめが丘総合病院
「地域の医療ニーズに応えたい」
池島理事長インタビュー

  • ゆめが丘総合病院のイメージ図

  • 取材を受ける池島理事長

 開発が進むゆめが丘駅前に「ゆめが丘総合病院」(幕内博康総病院長/末盛彰一病院長)が4月1日に開院する。地上5階建て156床の新たな総合病院には26を超える診療科を有し、高度急性期病床としてHCU(高度治療室)を備え、24時間356日の救急医療ニーズに対応する。運営する医療法人社団鵬友会の池島秀明理事長に話を聞いた。

 --ゆめが丘総合病院の特徴は。

 「大きく3つの機能のある病院になります。まず二次救急対応病院として24時間365日、救急医療に対応します。それに伴い救急疾患に対応するため26を超える診療科を設置します。そして健診プラザを併設します。地域の皆さんの健康を担う病院を目指します」

 --診療科はどのようになりますか。

 「たとえば内科だけでも循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、血液内科、老年内科など必要と考えられる限り広げました。受付には看護師を置き、症状に応じて科を案内します」 

 --どのような病院を目指しますか。

 「医療は一つの病院ですべて行うのではなく地域で診る時代だと考えています。地域の医療資源を守るためにも近隣の病院同士が連携し、地域の医療ニーズに応えるために機能分化することが大切です。私たちは地域に必要とされる病院でありたいと考えています」

 --他の病院とカルテを共有するそうですね。

 「救急医療は時間との勝負です。既往歴などを知ることで最善の医療を実施できると考え、現在、周辺の救命救急センターとカルテの共有を進めています。今後は他の病院とも共有していこうと考えています」

 --健診プラザも開設されます。

 「未病の考えのように、病気を防ぐことや早期発見・治療も大切です。そこで健診プラザを設置することとしました。日曜日も受け付けますので、今まで時間がないと受けてこられなかった方にも健診を受けやすい体制を整備しました」

受診しやすさを追求

 --受診、健診の際、予約システムを活用するそうですね。

 「総合病院の受診も健診プラザでの各種検査も予約システムを活用することで待ち時間がなくなります。待ち時間や煩わしい検査予約をなくすことで医療を受けやすい体制をつくりたいと考えています。そうするこことも予防、早期発見・治療につながり、地域の健康増進につなげていきたいと思います」

 --現在運営している湘南泉病院(新橋町)はどうなりますか。

 「湘南泉病院は機能を変えて存続します。今年4月から改修工事を行い2025年4月に改めて開院することを計画しています。高齢化率の高い地域でもあるので、在宅医療を充実させるためと最期を看取る慢性期病院として後方支援できる病院を目指します」

 --今後について。

 「地域の皆さまの健康を担うことができるよう準備を重ねて開院しますが、今後も地域から必要とされる病院であり続けるため、地域の医療ニーズに対応できるように変化していきたい」

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