神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2011年6月2日 エリアトップへ

横浜市繁殖センターの新所長 五十嵐 隆さん 市内在住 40歳

公開:2011年6月2日

  • LINE
  • hatena

”童心”力に新たな挑戦を

 ○…5月から所長に就任。「実はここで働くのは2度目」。1999年、センターの設立にも参加していた。約6年勤務していた間、インドネシアの野鳥「カンムリシロムク」100羽を現地へ返すセンターの一大事業にも関わった。4月末現在、よこはま動物園内の研究施設である同センターでは世界中の希少動物10種189点を飼育している。

 ○…野毛山、万騎が原ちびっこ動物園、市内動物園の管理にあたる本庁の公園緑地管理課を経て、再びセンターへ。子どものころ猫を飼っていたことが影響したのか、獣医師を志すように。「覚えてないけど、小学校の卒業アルバムに将来は獣医師になりたいって書いてあった。飼い猫が具合が悪くなったら自分で見られるようにと思ったんじゃないかな」と笑う。高校卒業後に地元横浜を離れ、岩手の大学で獣医学を専攻。まさか自分が動物園で働くとは、想像もしなかった。就職を控え、横浜市の職員試験を受験したものの叶わず、医学部の大学院へ進学。1年間”動物”から離れた。在学中に横浜市の試験に再び挑戦し、合格。就職後、上司になった人物は大学時代に人材募集に来ていた横浜市の職員だった。「動物園に思い入れがある方で。その出会いがきっかけで今自分はこの道にいる」。想定外だった動物園の仕事だが、出会いに感謝している。

 ○…かつて自分がいたころと比べてセンターは「いろいろな意味で変わっていない」という。「日本にも希少種は多くいる。国内の動物にももっと力を入れたい」。一筋縄ではいかないが、必要性を感じる。「子どもたちに今見られる動物を、しっかりと残したい。その手助けができれば」

 ○…何にでも興味がわく性格。機械や車いじり、釣りなど誘われたらまず試す。3歳の息子と行ったザリガニ釣りでは思わず没頭してしまった。「子どもより大人が熱心になっちゃって」。童心を原動力に、新たな職務に取り掛かる。
 

栄区版の人物風土記最新6

山手 昭人さん

飯島中学校柔道部で生徒らを指導する

山手 昭人さん

緑区在住 28歳

2月16日号

田中 史生さん

関東学院大学の教授で、このほど「古代歴史文化賞大賞」を受賞した

田中 史生さん

栄区在住 49歳

2月9日号

岡村 信悟さん

(株)横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長に就任した

岡村 信悟さん

中区在勤 46歳

2月2日号

大中 捷行さん

荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会会長を務める

大中 捷行さん

桂台南在住 75歳

1月26日号

森 大樹(だいじゅ)さん

第66代(一社)横浜青年会議所理事長に就任した

森 大樹(だいじゅ)さん

西区藤棚在住 39歳

1月12日号

吉井 盛悟さん

栄公会堂で行われる和太鼓公演に出演する

吉井 盛悟さん

野七里出身 35歳

1月5日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク