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公開日:2015.01.15

映画通じて本の魅力を
読書推進フォーラム開催

  • 出演する中山さん(右)と清塚さん

 「栄区青少年読書推進フォーラム」が、2月21日(土)に栄区民文化センターリリスで開催される。映画を題材にコンサートや対談、本を紹介するコミュニケーションゲーム「ビブリオバトル」などを行い、読書離れが進む中高生らにも本に親しんでもらうことを目指す。



 区では昨年から小学生が童話に親しむイベント「童話知り隊」や、読書記録を記入できる冊子「読書貯金通帳」の作成・配布などを実施。区民の読書活動推進のために、さまざまな事業を展開している。



 今回のフォーラムは、全国的に読書をしない人が多くなっている中高生らをターゲットにして企画。2013年公開の映画「さよならドビュッシー」で主演したピアニスト・清塚信也さんと原作者の小説家・中山七里さんが出演し、清塚さんによるミニコンサートや「読書と音楽 それぞれの魅力」をテーマにした2人の対談を実施する。さらに、区内の中高生が発表者として参加する「ビブリオバトル」も開催。発表者それぞれが持ち寄ったお気に入りの1冊を紹介し、会場に集まった参加者の投票で一番読みたくなった本「チャンプ本」を決定する。



 主催の栄区地域振興課の担当者は「単なる読書イベントではなく、音楽や映画などの切り口でこれまで本に親しみのなかった中高生にも本に興味を持ってもらえれば」と話している。



中高生の図書館利用者は少数



 栄図書館によると、2012年12月の1カ月間の貸出冊数は3万7495冊。貸出利用者を年齢層別に見ると、小学生年代の7〜12歳は10・4%だが、中学生にあたる13〜15歳は2・1%、その上の16〜19歳は1・2%。小学生に比べて中高生の利用者が少なくなっている。



 同館の菊川一広館長は「中高生はクラブ活動や受験などで忙しくなり、読書の時間がとれないのでは」と分析。一方で「小学生の時は本を読んでいる人が多いので、今回のフォーラムで中高生年代の読書離れに歯止めをかけたい」と話す。



 参加無料。会場はリリスホールで午後1時30分開場、2時開演。10歳以上で区内在住か在学の人が対象。定員150人。



 参加には事前申し込みが必要。希望者はメールか往復はがきに住所、氏名(ふりがな)、電話番号、学校名(学生のみ)を明記して応募する。宛先は〒247―0005栄区桂町303の19栄区役所地域振興課「読書活動推進事業」担当、あるいは【メール】sa-shiritai@city.yokohama.jp。1月21日(水)必着。応募者多数時は抽選。当選通知は2月2日までに発送する。



 問い合わせは栄区地域振興課「読書活動推進事業」担当【電話】045・894・8393。

 

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