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八王子 文化

公開日:2025.11.06

今熊神社獅子舞
600年の伝統を継承
上川センターまつりに出演

  • 今熊神社の獅子舞 =保存会提供

 上川町の今熊神社に600年にわたり伝わる獅子舞が、11月16日(日)に上川農村環境改善センターで催される「上川センターまつり」に初出演する。少子高齢化などの影響で継承が危ぶまれていた伝統芸能が、地域住民らの熱意と行動で再興のきざしを見せている。

 同神社の獅子舞は、1364年に正福寺の別当重円法師が村人に舞を教えたのが始まりとされている。三匹の獅子舞が、花笠を被った女性に囲まれながら笛や唄に合わせてダイナミックな演舞をするのが特徴。日本遺産「桑都物語」の構成文化財「八王子の獅子舞」の一つでもある。

 今熊神社獅子舞保存会(馬場博会長)では昨年度に役員を刷新した際の意見交換で、子どもが少なくなっている中での伝統の継承に対する危機感を共有。地元に限定せず、広く協力者を求めていくことを決めた。チラシやネットなどを駆使して協力を呼びかけたところ10人以上の応募があり無事、今年8月の獅子舞奉納ができたという。馬場会長は「参加者のコミュニケーションや達成感を大切にしている。今回の成果の発表の場として上川センターまつりへの出演を決めた」と話す。まつりは午前9時30分から午後3時まで。演舞は午後1時頃を予定。

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