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戸塚区・泉区 社会

公開日:2025.11.06

まるやま・京彩グループ(川崎)
着物お手入れ券 返礼品に
思い出の品がよみがえる

  • 着物の汚れを手作業で取り除く職人

  • 返礼品に採用されたお手入れ券

 神奈川県内に本拠地を置く、まるやま・京彩グループ(川崎市)の「きもの お手入れ券」がこのほど、同市のふるさと納税返礼品に採用された。発行日から3年間有効で、横浜市民は、各民間ポータルサイトを通して入手することができ、贈答品としての利用も可能となっている。

地域密着の老舗

 1971年に創業した同社は、これまでオリジナル着物の製作・販売や貸し出し、メンテナンスなどを手がけてきた。そうしたサービスを地域で展開してきた実績や、同社がふるさと納税の返礼品提供に意欲を示していたことから、市との協議の中で返礼品に選ばれたという。

 市財政局財政部資金課の担当者は「全国的に見ても、着物のお手入れ券が選出されるのは珍しいのでは」と話している。

職人が手作業で

 「きものお手入れ券」は、まるやま・京彩グループの全国110店舗で使用でき、丸洗い(3千850円〜)や洗い張り(1万1千円〜)といった、サービスに必要な金額から3千円を差し引く。

 対象は小紋や、色無地、紬、訪問着、附下、長襦袢、袋帯、名古屋帯、留袖、振袖など。全国で集めた「お手入れ希望品」を川崎本社に集めた後、職人が丁寧に加工していく。

 この道20年になるという職人は「希望品一つひとつに合わせた対応を行っています。そのため、お預かりからお戻しまでには、短くて1ヶ月半ほどかかります」と話している。

 ふるさと納税の申し込みは、各民間ポータルサイトから可能で、寄付した金額に応じて最大10口まで申請可能。また、何度でも申し込むことができる。

 同社の担当者は「タンスに眠ったままになっている思い出の品が、職人の手で鮮やかによみがえります。もう一度袖を通す喜びを、ぜひ感じていただきたい」と利用を呼び掛けている。

 川崎市のふるさと納税に関する問合せは、市財政局財政部資金課【電話】044・200・3592、また、お手入れ券については同社【電話】0120・935・529。

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