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栄区 社会

公開日:2015.03.12

家族と地域で山火事防ぐ
栄消防署から感謝状

  • 加藤署長(前列左から2番目)と表彰を受けた6人

 栄消防署(加藤雅之署長)は3月6日、飯島コミュニティハウスで山火事防止に貢献した8人の区民に対して感謝状を贈呈した。

 今回感謝状を贈呈されたのは飯島繁さんとミサ子さん夫妻、娘の麻由美さんと美穂さん、孫の健さんと隆史さんの家族6人と、近隣に住む飯島春雄さんと宣子さん夫妻。8人は2月16日午後5時40分頃、区内飯島町の飯島南公園で起きた雑草火災において連携して的確な対応をしたとして表彰された。

 8人はいずれも同園近くに居住。自宅で家事をしていた麻由美さんが外を見ると、園内から火が上がっているのを発見した。火災の発生を隣に住む両親に伝え、知らせを受けたミサ子さんが119番通報。その後、繁さんは美穂さんと健さん、隆史さん、騒ぎを聞きつけた春雄さんと宣子さんと共に初期消火箱や消火器、足での踏みつけによって消火活動を実施し、消防車が来る前に消火した。

消防団の経験生きる

 繁さんは以前に栄消防団長を務めた経験を持ち、麻由美さんの夫は現在団員として活躍。家族も日頃から消防団の活動に触れ、理解があったことが今回の素早い対応につながった。

 6日に行われた感謝状贈呈式には8人のうち、美穂さんと隆史さんを除く6人が参加。加藤署長は「気づかずに消火できていなかったら(火は)広がっていたと推測される」とし、「迅速かつ的確に対応していただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

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