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栄区 人物風土記

公開日:2015.03.19

栄区サーチウォーククラブの会長を務める
立花 正則さん
犬山町在住 63歳

栄区発祥の競技を各地へ



 ○…栄区から誕生した競技「サーチウォーク」。街中を歩いて電柱を探す中には体を動かす気持ち良さに加え、目標の電柱を見つけた際の達成感などウォーキングにはない楽しさも兼ね備える。現在はNPO法人日本サーチウォーク協会で運営に携わり、同協会の支部にあたる栄区サーチウォーククラブで会長も務める。



 ○…栄区に来たのは20年以上前のこと。円海山や鎌倉も近く、歩くには良い環境があることからウォーキングに取り組んでいた。しかし次第に普通のウォーキングではつまらなくなっていき、そんな時にサーチウォークの研修会が行われることを知って参加。「予測して、その通りだった達成感は魅力」というように、地図や番号をもとに電柱を探し出すというサーチウォークの持つ新たな要素に惹かれていった。現在ではスタッフとして競技に使う地図も作成。事前に現地を下見する必要もあり、準備にはかなりの時間や手間がかかり、苦労も多い。しかし、「オリジナルの地図や難しい問題を作ることも楽しみの一つ」と笑顔。参加者側だけでなく運営側としても、競技を楽しんでいる。



 ○…「会社の中だけで関わっていくもので良いのか」という考えから、地域でのつながりを求めて地域活動に参加。サーチウォークもその一つだが、町内会でのイベントの手伝いなどにも関わってきた。今年からは新たに、さかえ区民活動センター「ぷらっと栄」のサポーターにも登録して活躍の場を広げている。



 ○…現在同協会は、戸塚区や港南区、磯子区などにも支部も持ち、鎌倉でも大会を行うなど少しずつ規模を拡大。「より楽しめる競技にしていければ」と話し、参加者からの意見収集をしたり、地図にエリアのみどころを盛り込むなど、競技の魅力を高めるために試行錯誤を続ける。「(楽しさは)やってみないと分からない。ぜひ体感してほしい」。栄区発祥の競技を、各地に広めていく。

 

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