市立庄戸中学校(松本勉校長)で3月25日、閉校式が行われた(28日寄稿)。
2015年3月31日をもって閉校し、4月から上郷中学校と統合した庄戸中。最後の式典が行われたこの日は在校生や教職員、来賓らに加え、同校の最後の日に立ち会おうと会場には歴代の卒業生や保護者など多くの人々が駆けつけた。
式典では、松本校長が同校の歴史を振り返りつつ、統合に至るまでの経緯を簡単に説明した。その後松本校長は「庄戸中がなくなっても、庄戸中があったという証は消えない。今までたくさんの卒業生が積み上げてきた良き伝統を守り、庄戸魂を大切にして、新生上郷中学校でも良きリーダーとして引っ張っていってほしい」と最後の言葉を伝え、閉校を宣言。その後、開校した1981年4月1日に同校が受け取った開校宣言書を、市教育委員会事務局南部学校教育事務所の鈴木栄子所長に返還した。
生徒代表の言葉では、生徒会長の豊田晴道君(2年)が登壇。文化祭や体育祭、自然教室など同校で過ごした2年間の思い出を振り返り、「庄戸中のプライドと良い所の2つを大切にして、上郷中学校と合併しても庄戸中の明るさと仲の良さを周りの人に伝えていきましょう」と話した。
卒業生も感謝
多くの卒業生も駆けつけた中、卒業生でプロの和太鼓・胡弓・篠笛奏者である吉井盛悟さんが、自身がつくった和太鼓グループ「昇龍」のメンバーらと和太鼓の演奏を披露。迫力のある演奏に、参加者らは聴き入っていた。演奏後には吉井さんに続いて参加者全員で「ありがとうございました」と大きな声で言い、学校への感謝を言葉で示した。
1981年4月に開校した庄戸中では、これまでに5524人の卒業生を輩出。この4月から上郷中と統合し、新たなスタートを切っている。
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