栄区 人物風土記
公開日:2015.04.16
栄消防署の署長として地域の安全に貢献する
佐藤 重義さん
鎌倉市在住 54歳
チームをまとめ、倍の力を
○…4月1日付で栄消防署の署長に就任。消防局や戸塚、磯子、金沢、瀬谷、都筑、港北など市内各地で勤務し、前任地の消防訓練センターでは新任や現任の教育などに従事した。初めて着任する栄区の印象を「高齢化が進み、人口も少ないが地域での活動が活発」と話す。
○…出身は和歌山県太地町。紀伊半島の南部で捕鯨発祥の地と言われるまちで生まれ育ち、高校まで過ごした。その後、大学進学を機に横浜へ。就職を考える際には9月1日生まれということで「防災の日に生まれたことは、何か関係があるのかな」と、防災に関連した横浜市消防局の試験を受験。見事に合格し、「これも縁だろう」と消防の道を選んだ。31年間働いてきた中で、印象に残っていることのひとつが横浜ヘリポートでの職務。土砂災害が発生した場所や、降雪で孤立した地帯への物資輸送に携わったほか、在職中に新型のヘリコプターも導入された。「新しい機体で、トラブルもあったがそれも含めて印象的」と振り返る。
○…息子が小さい頃から野球をやっていたため、昔は少年野球などでコーチや審判をやっていたという。高校では桐光学園へ進んだ息子は、現在楽天に所属する松井裕樹投手とともに甲子園へ出場。「スタンドで見守ったときは嬉しかった」と当時を思い出して笑顔を見せる。息子は現在も大学で野球に打ち込んでおり、応援することが楽しみのひとつだ。
○…これまでに副署長は経験したが、署長を務めるのは今回が初めて。「署長としてのプレッシャーや責任もある」と気を引き締めている。現場で働く隊員にはけがなく無事に帰ってきてほしいと考えており、その願いを込めて「机にはカエルの置物を置いている」と明かす。「努力は足し算、協力は掛け算。チームで協力して2倍、3倍の力を発揮できるようにしたい」。署員と力を合わせ、区民の安全に尽力する。
ピックアップ
意見広告・議会報告
栄区 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











