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栄区 人物風土記

公開日:2015.10.01

栄スポーツセンターで所長を務める
久保田 麻紀さん
藤沢市在住 46歳

スポーツで人を健康に

 ○…10月12日に恒例のスポーツ・レクリエーションフェスティバルを控える栄スポーツセンター。スポーツを通して世代を超えて交流し、区民の健康増進や地域活性化などを目指す。「スポーツは人と人の距離を縮めるには良いもの。ここを皆さんの生きがいづくりや、健康づくりにお役立ていただければ」

 ○…出身は鎌倉市で、中学ではバスケ部に所属。当時の恩師からハンドボールを勧められて高校では区内の県立金井高校へ進み、ハンドボールに打ち込んだ。進路を考える際には「人の健康に携わりたい」という思いで、大学ではスポーツを学ぶために体育学部へ。地域社会などで行われる社会体育について学ぶとともに、アルバイトで水泳の指導やキャンプの引率などを経験。学んだ知識や経験を生かし「病気になる前の元気な人々をより元気にしたい」という思いで、横浜市スポーツ振興事業団(現・市体育協会)へ就職した。

 ○…以前に港北スポーツセンターで勤務し、女性健康教室の指導をしていた時のこと。そこで利用者にアンケートを取った際に、1人の利用者から「毎日義母の介護をしていてここに来るときが笑顔になれる時」という回答があったという。「普通に楽しそうに取り組んでくれていると思っていたけど、いろいろな思いでスポーツセンターに来ている人がいると知った」。それ以来、スポーツセンターが利用者にとって「かけがえのない時間」を提供できる場としてどうしたら良いのか、日々考えながら業務に励んでいる。

 ○…栄スポーツセンターで所長に就任してから約1年半が経過。高校時代以来の栄区に「高校の時に分区したので当時は戸塚区でしたが、栄区へ戻ってきたという印象もあった」と就任当初を振り返る。今後は「スポーツと食を掛け合わせた事業をやってみたい」。スポーツにさまざまな要素を組み合わせ、区民の健康に貢献していく。

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