今年から社会人サッカーの関東リーグ2部に参戦するサッカークラブ「エスぺランサSC」(野七里)の選手らが昨年12月18日に尾仲富士夫栄区長を表敬訪問した。尾仲区長から激励を受け、目標とするアマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)入りを目指して新たな闘いに挑む。
2011年に社会人サッカーにおける神奈川県リーグで一番下のカテゴリーにあたる県3部からスタートしたエスぺランサは昨年、県リーグ1部に所属し、10月まで全12チームで争われたリーグ戦を2位で終了。11月に関東リーグ入りを懸けて行われた「関東社会人サッカー大会」でも準優勝し、関東リーグ2部への昇格を決めている。
訪問当日、尾仲区長をはじめ区役所職員たちは大きな拍手でホルヘ・アルベルト・オルテガ監督や選手、スタッフ一同を迎えた。
まずはオルテガ監督から関東昇格までの報告があった後、尾仲区長が「栄区の子どもたちの夢を作ってもらっている。サッカーを通じて栄区、横浜の発展に寄与してほしい。JFL昇格にも期待している」と激励。オルテガ監督は「昇格はものすごくうれしい。選手たちが厳しい練習をやってきたからこそ、ここまで上がることができた。JFLへ向けて、栄区を中心にサポートしていただければ」とさらなる目標へ向けて支援を求めた。
逆転の末昇格つかむ
東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨の1都7県から各都県リーグで上位となった16チームが参加した同大会。エスぺランサは初戦で山梨県代表の山梨学院大学ペガサスに3対2で勝利すると、続く準々決勝では埼玉県リーグ1位のAC飯能アルマレッザを1対0で退けた。
準決勝ではかつて関東2部に所属していた東京都1位の強豪・東京海上日動火災サッカー部と対戦。エスぺランサは開始早々に先制するも、その後2失点して1対2で前半を終えた。しかし後半に入ると3点を返して一気に逆転。終了間際に1点返されたが、4対3で逃げ切り関東リーグの切符を掴んだ。
昇格を決めた準決勝で2得点を決めた鍛冶ケ谷在住の北野智貴選手は「うれしいというよりもホッとした。ベンチの選手も含めてチーム一丸となって全員が前を向いていたから勝てたと思う」と喜びを語った。
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