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栄区版 公開:2016年4月7日 エリアトップへ

栄警察署の署長に就任した 川名 愛司さん 神奈川区出身 52歳

公開:2016年4月7日

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周到な準備で区民を守る

 ○…3月18日付で栄警察署の署長に就任。前任地の神奈川県警察機動隊では、第一機動隊長として200人を超える隊員をまとめた。警察学校で学んだ以来の栄区は「住民たちが温かく、全体が明るい地域」。「まずは区民の安全な生活を守っていく。その上でもし事件が発生してしまったら、早期解決を目指す」と、初の署長としての勤務に気を引き締める。

 ○…神奈川区の出身で少年時代は「まちを守っている『おまわりさん』への憧れがあった」。子どもの頃からの思いを胸に、高校3年時に県警の採用試験を受験した。大学進学や企業への就職など他の進路は全く考えず、試験を受けたのは県警一本。念願が叶って生まれ育った神奈川を守る職務に就き、今年で35年目を迎える。これまでは主に警備畑を渡り歩き、花火大会などにおける雑踏警備などに従事。2010年に横浜でAPECが開催された際には、大規模警備の総括役を務めた。「警備は何事もなく終えるか、被害が出てしまうかというゼロか100の世界。何も被害を出さずに守るべきものを守れた時には、達成感を感じる」

 ○…趣味は30代の頃に同僚の誘いで始めた釣り。竿やリールなどの道具を借りて海に出ると、釣り上げる喜びに魅了された。「最初に船酔いすることもなく、けっこう釣れたから好きになったのかな。何でも釣れたらうれしい」と頬を緩める。就任後はなかなか楽しむ機会が持てないが、今では釣った魚を自分でさばいて調理もこなすという。

 ○…警備での経験から「警察は事件が起きたら犯人を捕まえるのが仕事。しかし、その前に事件を起こさないことが一番」と指摘。事件を未然に防ぐためには、まずは準備を怠らずに全力を尽くす。「周到に準備して、安全な生活を守っていく。たとえ無駄足となっても、何もなければそれでいい」。これまでの経験を生かして区民の安全確保に努めていく。

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