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栄区 文化

公開日:2016.09.08

さかえdeつながるアート
絵本でバリアフリー表現
リリスで原画を展示

  • 原画の一部を持つ岩上代表

 栄区内を中心にアート活動を行う「さかえdeつながるアート」(岩上百合子代表)ではこのほど、「つながる絵〜もうひとつのバリアフリー絵本」を制作した。アーティストやデザイナー、区内の子どもたちが描いた絵をまとめた絵本で、9月14日(水)からは栄区民文化センターリリスギャラリーBで原画展を開催する。

 きっかけは、昨年の4月から5月にかけてあーすぷらざで行われた巡回展「世界のバリアフリー絵本展」に協力したことだった。この展示を通してつながるアートでは、バリアフリーを考える絵本を独自に作ることを企画。昨秋ごろから制作に向けて活動していた。

 制作には日頃から親交のあるアーティストやデザイナー11人が参加して、それぞれが同じ位置に「一本の帯」があることを条件に作品を制作。また、本郷台小学校はまっ子ふれあいスクールと小山台小学校放課後キッズクラブではワークショップを行い、合計31人の児童も参加。大人は1人で描いた紙を4つに分けて描き、合わせたものを1つの絵として掲載。全ての絵が「一本の帯」でページを越えてつながることで、さまざまなバリアを越えたつながりを示しているという。

参加型の企画も

 原画展では絵本に掲載した原画の一部や、子どもたちの絵も展示する。さらに会期中は、帯が通った紙に絵を描いて参加者それぞれが「つながるカード」を作るワークショップも開催。その場で感じたことを表現でき、完成品はすぐに会場に展示される。

 入場無料。会期は9月19日(月・祝)までで、開場時間は午前10時から午後6時(最終日は5時)。岩上代表は「作品を見るだけでなく、皆さんも実際にカードを作ってつながりの輪に加わってほしい」と話している。

 問い合わせはさかえdeつながるアート【携帯電話】080・4150・2700。

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