笠間のスポーツクラブ「セサミスポーツクラブ大船」(増田聡支配人)に対して9月12日、栄消防署(佐藤重義署長)から感謝状が贈呈された。
同所では6月25日午前11時頃に、テニススクール受講中の60代男性が突然倒れた所をインストラクターが目撃。意識や呼吸、脈拍が確認できなかったことからすぐに119番へ通報し、救急隊の到着までAEDによる除細動、胸骨圧迫と人工呼吸に取り組んだ。
その結果、男性の心拍と呼吸は再開し、男性は一命を取り留めて1週間ほどで社会復帰した。インストラクター4人が協力した対応で一人の男性の命を救ったことから、同署がその功績を称えて感謝状を贈呈した。
増田支配人によると、同所では2カ月に一度のペースで応急手当普及員の指導で研修を実施。日頃の取り組みが、今回の救命につながった。
佐藤署長は「4人で一つの命をつないでいただいて感謝している。何かあった際は今後もご尽力下さい」とコメント。第一発見者の二宮真彦さんは「社会復帰されたと聞いてホッとした。自分のできることをやれてよかった」と話した。
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