円海山につながる横浜自然観察の森で12月1日、横浜市消防局が災害救助犬団体と連携した捜索訓練を行った。
救助犬と連携した訓練は、市消防訓練センター(戸塚区)以外で初めて実施。今年8、9月に円海山周辺などで3件の捜索要請が発生したことから、ハイキング中に道に迷った人を地上と上空から捜索する場合と、滑落した要救助者を捜索後に救助する2つの想定で行われた。
当日は同局の特別高度救助部隊や航空隊、栄消防署部隊のほか、同局が災害時に出動協定を結んでいる神奈川救助犬ネットワーク(金沢区)と救助犬訓練士協会(藤沢市)からも訓練士と救助犬が参加。合計約50人と救助犬4頭で訓練に取り組んだ。
同森にある自然観察センター付近をスタートし、救助隊員らは救助犬と共に山道を歩きながら要救助者の名前を呼んで捜索。救助犬は要救助者を発見すると吠えて知らせ、救助隊員が救出して救急車へ搬送した。
訓練を終えて同局の担当者は「こちらが求めることと、団体の方でできることを互いに確認できる良い機会になった」と話した。
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