活動報告 帰宅困難者について 神奈川県議会議員 あらい絹世
3月11日に発生した東日本大震災では 神奈川県内の鉄道が運休し、幹線道路では大渋滞したため、大勢の方が帰宅できない状態となりました。
首都直下地震が昼の12時に発生した場合、1都3県の帰宅困難者は約650万人、神奈川県内では110万人にのぼると想定されています。今回も多くの帰宅困難者が渋滞した歩道を何時間も掛けて帰宅されました。9都県市ではコンビニエンスストア、ファミリーレストランなどを「災害時帰宅困難者支援ステーション」に指定し帰宅者を支援する協定を結んでいますが、今回の震災では帰宅支援ステーション自体が停電となり支援が出来ない店舗もありました。
家族の安否が心配で何が何でも帰宅しようと思いがちですが、長距離を無理に帰宅すると却って2次災害を引き起こす恐れもあります。事業所や学校に留まった帰宅困難者が状況に応じては帰宅せずに救出・救助や初期消火、要援護者への手助けなど積極的に事業所や学校がある地域の救援活動の担い手となることも必要です。
7月から始まる防災警察常任委員会では帰宅困難者について質問・提案してまいります。
確かな学力の向上1月26日号 |
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神奈川県予算に対する要望1月12日号 |
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