関勝則の市会日記 教科書採択について
８月４日、平成24年度から横浜市立中学校で新たに使用される教科書が採択されました。これまでに自民党市議団でも教科書採択についての勉強会を行ってきましたが、平成18年に改正された教育基本法、同20年に改訂された学習指導要領の趣旨に副った教科書が公正・公平に採択され、次代を担う子供たちの手に届けられるよう願ってまいりました。
採択の周期は、小･中学校で４年、高等学校や特別支援学校、小･中学校の個別支援学級用教科書は毎年となっています。ですから今回採択された中学校用教科書は24〜27年度まで使用することになります。
採択の方法は法律によって規定されており、文部科学省、神奈川県教育委員会の指導・助言の後、横浜市教育委員会において採択の基本方針を決定し、横浜市教科書取扱審議会（構成員20名＝学識経験者・校長・教員・保護者・教育委員会事務局職員）に諮問します。審議会は基本方針に基づいて、教科書調査員による調査や審議を行い、横浜市教育委員会に答申します。そして最終的に横浜市教育委員会の権限で採択します。
また横浜市では採択地区を前回（22年度）の小学校用教科書採択から市内一括としました。このことは横浜型小中一貫教育の推進や市内転学時の児童生徒の負担軽減に寄与するものであり、私は大いに賛成です。
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【教育基本法】
第一条（教育の目的） 教育は人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
第二条（教育の目標） 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目的を達成するよう行われるものとする。（以下要約）一、幅広い知識と教養を身に付け、道徳心を培い、健やかな体を養うこと。二、個人の価値を尊重し、自主自立の精神を養い、勤労を重んずる態度を養うこと。三、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。四、生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。五、伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
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関勝則 政務調査事務所
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