浜マーケットの愛称で親しまれている磯子商店街商業協同組合(小島正喜理事長)。その中にあるイベントスペースが、5年間の土地使用契約期間終了にあわせて解体されることとなり、7月26日に式典が執り行われた。
このスペースは2007年に商店街アーケードの中央で発生した火災により焼失してしまった複数の店舗の跡地に、2年後の09年に整備された。跡地を挟んで2つに分断されてしまった商店街をつなぐだけでなく、地域の人や買い物客が休憩したり、コンサートなどのイベントができるスペースを設置。整備案は当時、市のヨコハマ市民まち普請事業に採用され、市からも助成が行われた。
式典当日は、小島理事長をはじめ、浜マーケットや地元の自治会町内会などで組織される滝頭・磯子まちづくり協議会の内藤吉夫会長、区選出の関勝則市議、横浜市や磯子区の担当課職員などが出席した。
小島理事長は「7年前に起きた火事で私の店も含め、多くの店が焼けてしまった。その後、多くの方の支援や義援金、市の助成などでこのような素晴らしいスペースができた。この形でのスペースはこれで一旦終わりになるが、今後も別の形でこのような施設を設けていきたい」と挨拶。施設の柱に打ち付けられた釘をバールで抜く解体の儀式で閉鎖を惜しんだ。
その後、地元の小学生らがリコーダーで『少年時代』を、地元アマチュアミュージシャン団体のイマージュISOGOが『島唄』など数曲をそれぞれ演奏し、式典に花を添えた。
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