子育て支援は、子どもとその子どもを育てる親の両方への支援があってはじめて、親の負担感を減らし、子どもを産み育てることの素晴らしさを親が実感できるものと思います。

　子育ては一日も休むことのできないものであり、中でも、はじめての子育ては、周囲の誰かが支えてあげなければ、ひとり悩みを抱え込み、育児不安、育児困難に陥る人もおります。

　昔は同居の両親や祖父母に育児経験を聞いたり、近所で子どもの面倒を見てもらうなど、周囲に助けてくれる人がいるのが当たり前でした。時代とともに核家族化が進み、近隣との関係も希薄になってきました。

　ひとりで子育てをする母親の多くは、その孤立感、不安感から、ともすれば、その気持ちのはけ口を自分の子どもにぶつけてしまうケースもあります。母親からのＳОＳを早めに察知し、心のケアなどサポートできる取組みが重要です。

　県も子育て支援策の中で、孤独な母親を見守り支える取組みに力を入れて、母親の悩みを聞き負担感を減らすなど、安心して子育てができる施策を今以上に進める必要があります。

　子どもの健やかな成長を見守ることは社会の責務です。近くの子育て施設を利用して、母親の皆さんが地域との関わりを深め、その地域に溶け込めることで、さらに楽しい子育てが出来るよう今後も努力してまいります。

かやの誠（民主党かながわクラブ）

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