サンモール洋光台の会長として、商店街の活性化に取り組む 柿木 稔さん 洋光台在住 42歳
原動力は”洋光台愛”
○…洋光台駅前を中心に約50店舗からなる商店街・サンモール洋光台。今期からその会長職を務める。商店街は今年度、市の商店街課題解決プラン支援事業の選定を受け、プロレスの試合など１年を通じて様々なイベントを開催している。「洋光台の特徴として、来店するお客さんは、ほぼ地元に住んでいる方。家からすぐそばのあそこの商店街に行けば、何か面白いイベントをやっているという雰囲気を作っていきたい。地域の人に喜んでもらいながら、地元の名店を再発見してもらうきっかけになれば」。少し早口な軽快トークでプランを熱く語る。
○…普段は、「磯子の逸品」にも選ばれたこだわりの手作りハンバーガーを提供する「パスタイム」の店主。洋光台との出会いは、開店に向けて物件を探していたときだった。「こんなに駅前がきれいに整備されていて、広い広場があって、多彩な商店が並んでいる場所は、ほかになかった。一目ぼれでした。都内へのアクセスも最高ですし。知ってますか？横浜駅にも鎌倉駅にも、たった２１０円で行けるんですよ」。会話の随所に、洋光台愛が溢れる。
○…育ちは、東京・品川。小さい時から料理好きで、庭のシソを取っては、てんぷらにした。高校生になってからは様々な飲食店でアルバイトし、大学進学の際は将来自分の店を持つためにと経済学を選択。在学中、そして卒業後も、多種多様なジャンルの飲食店に勤務し、20数年経験を積んだ。「赤ちゃんでもお年寄りでも、食べているときはハッピーになる。だから飲食店は、誰もがハッピーになれるところ。それが飲食業にこだわる理由かな」
○…家族は妻と、もうすぐ２歳になる息子。店も夫婦で切り盛りする。趣味は旅行。ハンバーガーなど料理のリサーチを兼ねて、米国やカナダなどを訪れる。座右の銘は、大学の恩師の言葉「努力に制限なし」。現状に満足せず、店も商店街もさらなる高みをめざす。
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