県政報告 議員提案で「手話言語条例」制定 神奈川県議会議員 あらい絹世
神奈川県議会では「手話を言語の一つとして普及を図っていこう」との動きが高まり、「手話を理解できる人を増やしたり、日常的に使用できる環境を構築し、ろう者が暮らしやすい共生社会を実現する」ことを目的として、議員提案による「神奈川県手話言語条例」が昨年12月の第三回定例会で制定されました。
条例では「手話が言語である」ことを定め、手話の普及、手話に関する教育や学習の振興、その他、県民が手話を学んだり、ろう者が手話を使いやすい環境を整えたりすることを県の責務としています。また、「手話推進計画」を策定し、具体的な政策を展開することを義務付け、施策を推進するため財政的な措置を講ずることを求めています。
神奈川県で施行されると、全国の都道府県で2番目となる先進的な取り組みとなります。私自身、条例制定検討会議の委員の一人として携わってきましたので、制定には感慨深いものがあります。
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