横浜市ではこれまでに様々なスポーツの国際大会が開催されてきました。２００２年のサッカーワールドカップをはじめ、国際陸上、世界卓球や荻村杯などで、私たち横浜市民に興奮と感動を提供してくれています。また、２０１９年に日本で開催されるラグビーのワールドカップでも、横浜が試合会場として選ばれました。

　去る５月16日と17日には、世界トライアスロンシリーズ第５戦となる横浜大会が山下公園周辺を舞台に行われ、市内外から多くの観戦者が訪れました。この大会は２００９年から始まり、今年で６度目の開催ということで、初夏を告げる横浜の大規模イベントのひとつとして定着しています。

　横浜大会は、トップアスリート男女・一般男女・障害者・リレーで競技が行われ、２千名を超える選手が２日間にわたり熱戦を繰り広げるアジア唯一の大会となっています。

　私は昨年度、市会健康づくり・スポーツ推進特別委員会で委員長を務めさせていただき、健康寿命を延ばすためには市民のみなさんが身近なところで健康づくりやスポーツに取り組めるような環境づくりが必要との調査結果をまとめ、議会に報告を致しました。お住まいの地域で気軽に身体を動かすことや趣味のスポーツを継続して行うこと、障害をお持ちの方々にもスポーツを楽しんでいただけるようなハード・ソフト両面での整備が重要です。また、小さいころから運動することに慣れることも大切で、そのための取り組みを実践している小学校へも訪問して参りました。

　２０２０年には再び東京で五輪が開催されます。今のところ横浜ではサッカー競技が行われることになっていますが、トライアスロン競技も世界大会を開催している経験と実績を積極的にＰＲして、その誘致に向けた様々な活動を展開していく必要があります。私個人的には、横浜市綱引連盟の副会長として綱引競技の１００年ぶりの復活を目指したいとも思っています。

　世界のトップ選手たちが躍動する様を直接自分の目で確かめ、肌で感じる機会をつくっていくことは、特に将来を担う子どもたちに大きな希望と勇気、そして夢を与えてくれるものと思います。私もおかれた立場から精一杯スポーツの推進に努めて参ります。

横浜市会議員　関勝則

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