県政報告 「掘割川における親水施設の整備について」 神奈川県議会議員 あらい絹世
堀割川はもともと、江戸時代後期から明治時代にかけて舟運のために作られた運河で、船の荷物を積み降ろすための荷揚場や、船をつなぐための繋船柱などが近代土木遺産として平成 22年度に土木学会選奨土木遺産に認定されました。現在の護岸の多くは関東大震災の震災復興事業により作られたものですが、ほぼ直立の護岸であるため都市部における貴重な水辺空間である河川に親しむ、いわゆる親水性に乏しい状態となっています。こうした状況は、全国の主要な地方都市等の中小河川に共通した課題であることから、国では平成7年度に「河川再生事業」を創設し親水性や自然環境にも配慮した河川の再整備を促進することとしました。
これを踏まえ、県では市街化の進展した大岡川水系の河川においても、護岸の再整備による親水施設の整備計画を検討し、堀割川についても堀割川魅力づくり実行員会や地元からの強い要望もあり平成27年5月の大岡川水系河川整備計画に河口部の八幡橋付近の地区が新たに位置づけられました。地域の皆さんに要望を聞きながら水に親しめる空間とし、地域の憩いの場・レクリエーションの場として賑わいの創出に向けて整備を進めていきます。
確かな学力の向上1月26日号 |
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神奈川県予算に対する要望1月12日号 |
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