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「故郷を作る方々の力に」 多摩と浪江の交流「復興フォーラム」

社会

掲載号:2019年3月21日号

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被災地で感じたことを発表する多摩中の生徒
被災地で感じたことを発表する多摩中の生徒

 4月7日(日)に開催される「第38回せいせき桜まつり」のプレ企画「復興フォーラム2019〜3・11から8年、浪江と多摩をつなぐ交流のつどいの今後」が3月9日、関戸公民館ヴィータホールで盛大に開催された。

 東日本大震災以降、復興支援活動を行っているせいせき桜まつり実行委員会と桜ケ丘商店会連合会。震災から8年が経過し、いまだ故郷に帰れていない住民がいるという浪江町の現状を知り、震災を風化させないためにと企画された。

 当日は、2月2日に福島県二本松市を訪れ、浪江・津島小学校と浪江中学校の子どもたちと交流を行い、仮設住宅を訪問した多摩第一小学校、多摩中学校の子どもたちがそれぞれスライドを使って、当日の様子を発表。多摩中の生徒は「故郷は人と人とのつながりだということを強く感じた。人がいなければ故郷は生まれず、人がいれば故郷は生まれると思う。私たちもそのつながりの中に入って、被災した方々の故郷を作る力になっていきたい」と被災地で見て感じたことを発表した。

 続いて、浪江町教育委員会の畠山煕一郎教育長、浪江小学校の遠藤和雄校長、浪江商工会の元会長・原田雄一氏による講演が行われ、3氏と清水哲也多摩市教育委員会教育長、多摩中学校の前島正明校長、多摩第一小学校の岡芳弘校長によるシンポジウムも開かれた。その中で、清水教育長は「畠山教育長は、この交流が多摩市と子どもたちにとって価値のあるものなのかと心配されていたが、意義のあるものだと思う。今回の訪問で子どもたちは主体的な学び、対話的な学びができたと感じた。今後、直接訪問できなくてもTV会議システムなどを利用しながら、日本の課題や多摩市と浪江町の在り方を考えていくのも一つの方法だと思う」と話した。また畠山教育長は「被災後、人と人とのつながりの大切さ、その力の大きさ、難しさを感じた。これまでお世話になる一方だったが、ある程度まで復興できたら何らかの形でお返しし、感じたものを伝えていきたい。多摩市とのつながりはありがたく、今後も大事にしていきたい」と話した。

 最後には、浪江中学校の生徒が作詞した『未来の光へ』を子どもたちや来場者で合唱した。同商連の三橋誠副会長は「震災を風化させないと約束し、活動を続けています。皆様のご理解、ご協力いただきながら今後も続けていきたい」と話した。

教育長らでシンポジウムも開かれた
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