茅ヶ崎・寒川 トップニュース経済
公開日:2026.02.20
東邦チタニウム茅ヶ崎工場
事務棟が『ZEB』取得
茅ヶ崎初の最上位認証
東邦チタニウム茅ヶ崎工場内に新設された総合事務棟がこのほど、茅ヶ崎市内で初となる『ZEB』認証を取得した。エネルギー消費ゼロを実現した建築物に与えられるもので、4段階あるうちの最高ランクとなり、茅ヶ崎市内では初めて。神奈川県内でも2例目という。2月12日には、佐藤光市長が同工場を訪れ、感謝状を贈呈した。
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、エネルギーの使用量を減らしたり、再生可能エネルギーを利用してエネルギーを作ることで「エネルギー消費量ゼロ」を実現した建築物を認証しているもの。
国はエネルギーの削減量などに応じて4つのランクを設けており、同社茅ヶ崎工場内の総合事務棟は2025年1月に最上位となる『ZEB』を取得した。
省エネ・創エネでエネルギー消費ゼロ
この建物は、老朽化した事務棟2棟と厚生棟の機能を集約するとともに、正門周辺で発生していた入場待ちの渋滞を解消することを目指して新設されたもの。同社では現在「2050年カーボンニュートラル実現」を掲げていることから、ZEB認証の取得を目指すことを決めたという。
建物は昨年7月に完成。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上6階建てで、断熱性の高い複層ガラスの採用や外窓周辺に再生木を使用した日射遮蔽ルーバーを設置。中央の吹抜けから外光を取り入れ、屋上の開閉式窓による自然換気ができる構造となっている。また要所に人感センサーを設置するなど、照明のエネルギーを抑制することで従来よりエネルギー使用量の50%削減を実現。さらに屋上や周辺のカーポートに太陽光発電設備を設置することで電力を創出し、実質的なエネルギー使用量ゼロを実現した。取り組みにより、削減できるCO2は年間約140トンになる。
事務棟を訪れ、感謝状を手渡した佐藤光市長は「茅ヶ崎市としても寒川町と共に『気候非常事態宣言』を表明し、取り組みを推進しているなか、これだけの施設を作っていただいたことに、カーボンニュートラル実現への強い決意を感じる。市としてもこうした企業があることを発信していきたい」とし、三戸武士工場長は「工場があることで地域住民の皆さんに迷惑をかけている。こうした取り組みを通じて住民との共生や環境負荷の低減を図っていきたい」と話していた。
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