多摩市は2月21日、今夏に開催される東京2020パラリンピックのアイスランド共和国選手団の事前キャンプ地に決まったことを発表した。
市では、昨年8月に学校法人国士舘とアイスランド国立オリンピック・スポーツ協会との間で、東京2020オリンピックの事前キャンプ実施に関する覚書を交わし、事前キャンプ地となることが決定していた。今回、同じく学校法人国士舘と、アイスランド障がい者スポーツ協会(NPCアイスランド)との三者で、大会前に事前キャンプを行うことで基本合意。オリンピック・パラリンピックで同一国の選手団を受け入れるのは都内で初になるという。
事前キャンプを行うのは、今年8月中旬から8月25日に行われる開会式直前までの概ね1週間程度。出場選手はまだ決まっていないものの、競泳や陸上競技の選手4〜5人が想定されている。練習拠点は、競泳が市立温水プール「アクアブルー多摩」、陸上競技などは国士舘大学多摩キャンパスを予定。宿泊は4月に多摩センターにオープンするKDDI(株)の宿泊研修施設「LINK FOREST」を予定しているという。
台湾バドミントン総合体育館で練習
また、今年7月には台湾バドミントン代表チームの強化練習を多摩市立総合体育館で実施することも決まった。
市では、昨年6月に東京都オリンピック・パラリンピック準備局から、台湾バドミントン代表チームの練習拠点として、総合体育館が使用できないかと打診を受けていた。その後、同チームのコーチや台北駐日代表関係者が視察に訪れ、条件等を協議。今年2月に台湾バドミントン協会とオリンピック大会期間前と期間中の7月20日(月)から29日(水)までの10日間、同体育館で練習を実施することで合意した。
市によると、練習初日の開始前に歓迎行事を予定している他、初日と2日目の一部時間帯に限り練習を一般公開する予定(原則非公開)。この期間、台湾代表チームの練習中は体育館第1スポーツホールが使用することはできないが、それ以外の施設、時間帯は通常通り使用できるという。
阿部裕行多摩市長は「日本、台湾を平等に応援し、盛り上げていきたい」と話している。
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